月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

小児風邪

2012年01月14日 20時55分12秒 | 仏々相念(住職日記)

「コンコン・・・」

 

「風邪かな~、咳が出てきた。」って坊守。

午前中の本堂が寒かったのかもしれません。

「早めに風邪薬飲んどかんと!」

「うん、そうする。」

 

私は、もの凄く風邪に弱いのです。

環境が変わると直ぐに風邪気味になってします。

だから、手洗い・うがいは励行するようになりました。

これで結構違うのです・・・

 

坊守と話すのです、

「今日もお参りしてくれていた小2の男の子がず~っと咳しててしんどそうやった。オレ、大人からでなく子どもの風邪を貰うパターンが多いように思う。」

「そりゃご院さん、あなたが子供だから子どもの風邪の菌が入りやすのかもよ!」

「なるほど~!コイツ、子どもや子どもや~って菌が入るってか!」って大笑いです。

否定できません、だっていつまでも子どものコイツですから・・・

 

インフルエンザの話も出てきました。

くれぐれも御身体大事にして下さい。


住職撫撫

2012年01月14日 20時12分22秒 | 仏々相念(住職日記)

ありがとうございました・・・

 

ご主人様のご縁でした。

ひと時、阿弥陀さまを前に在りし日の事をポツポツと語って下さる。

「主人が青年だった時、更に上の学校に上がりたかったのだが父親より家を継ぐことを強制されたのだとか・・・」

ふて腐れている自分に、「関西でも廻って来い。」と父親が旅費を渡してくれたとか・・・

その時に初めて御本山にお参りされたのだそうです。

あまりの大きさ、美しさに感動されたとか・・・その時の思いを奥様に伝えられていたのです。

 

そして、去年の秋に御主人の御分骨を胸に奥様も初めて御本山にお参りなされたのです。

ご開山750回大遠忌法要に合わせて上がられたとか・・・

「なんときれいでした!沢山のお参りにもビックリしました・・・」

って、お参りなされた感想も聞かせていただいたことです。

「京都から帰って御仏壇の前で主人にいろいろ話したことです。」

 

それこそ数十年前、しんどい思いを抱えながらお参りした御本山。

きれいなきれいなお荘厳を前にいろんな事を思われたであろう御主人。

そのご主人のご縁をいただき、同じ御堂に初めて座るのです。

若かりし主人を思いながら・・・

 

「それはそれは尊いご縁に会われましたね。」って一緒に喜ばせていただいたことです。

辛いご縁ではありましたが、そのご縁をいただきそこに座らせていただくのです。

今、ここにおはたらきくださるのですね・・・

 

ご縁をお勤めさせていただき、御挨拶をし着替えをさせていただいていた時、5歳のお孫さん(男の子)が私の前に来たかと思うと、

「ありがとうございました」って深々と頭を下げて下さる。

「こちらこそ、ありがとうございました」って言うと彼はニコッと微笑み両手を上げハイタッチを望みます。

「パン!パン!ォ~、パン!」って感じ!

体育会系のノリに「スカッ」っとしたことです、「いいね~、爽やかだね~!」

その後が良いのです・・・

彼はモミジみたいな手で私の大きな頭を撫で撫でしてくれるのです。

嬉しいものです、この歳になると頭を撫でていただくことなんてありませんし、それに順ずる行いができるわけではありません。

久しぶりの感じに嬉しくて「ありがとうございます」と合掌したことでした。

 

阿弥陀さまも「よう参ったね!」って抱きしめて下さっています。

その温もりに出会いながら気付きながら生かさせいただきましょう!

 

阿弥陀さま、ハイタッチ!!!


得法寺様のご縁のはなし

2012年01月14日 12時22分00秒 | ふうわりふわり(坊守日記)

 

 

もうひと月あまり経ってしまいましたが。

 

先月(昨年12月)3日、愛媛県常例布教のご縁で松山市の得法寺様の報恩講にお参りさせていただきました。

 

ご住職様ご夫妻とは、お聴聞の席や研修会などでお話しさせていただいたことがありましたが、お寺へのお参りは初めてでした。

 

JR松山駅にほど近い街なかにお寺はありました。

 

 

まず本堂に上がらせていただきますと、お内陣が明るく輝いていました。

 

ご住職様にお話をお伺いすると、改装工事が終わったばかりとのことでした。

 

ご本尊阿弥陀如来様のお木像はご修復に出されていてお留守でしたが、お六字のお名号様を拝ませていただき、お取次ぎをさせていただきました。

 

初めて出遇わせていただいたご門徒様方々、それに前日の道後会館からの馴染みのお同行様とご一緒に、この美しく整えられたお荘厳輝く空間でご縁に合わせていただけて嬉しい思いでした。

 

ご法座の後、ご住職様、坊守様方々とおいしいお茶をいただきながら、しばらくお話をさせていただきました。

 

いろいろと親しくお話しさせていただく中に、学ばせていただくことも多くありました。

 

得法寺様の寺報『得法寺だより』を拝見させていただきましたが、これがすばらしいのです。

 

 

 

親しみやすくわかりやすい文章、読みやすい手書きの美しい文字の紙面には、カラフルなかわいいイラストや写真がちりばめられてあります。

 

イラストは坊守様のオリジナルだそうです。

 

その豊かな才能に、思わず「いいですね~」と惚れ惚れ・・・

 

ご住職様の几帳面で真摯なお姿に寄り添われる豊かな感性の坊守様・・・

 

これからも、同じ道を歩ませていただく法友として学ばせていただきたいなあと思いました。

 

帰り際、もう一度本堂にお参りさせていただきました。

 

前住職様の作品(植物画)や坊守様のおじ様の作品(たんぽぽ・・・生老病死をそこに感じます)も拝見させていただきました。

 

 

 

「慈光山」の山号の通り、慈光(みひかり)いっぱいに照らされて輝くお寺さんとまたひとつご縁を結ばせていただいたことに感謝のお念仏をもうさせていただきました。

 

得法寺様、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

 

・・・・

 

・・・・

 

ご縁はありがたいですね。

 

昨日、得法寺様の坊守様からお手紙と、ご縁の写真と、『得法寺だより第2号』が届きました。

 

「わあ!やっぱり、かわいい!、いいおたよりよねえ」と、ご院さんといっしょに寺報を隅々まで読ませていただきました。

 

重ねて重ねて、ありがとうございました!