Tsuki軍団の野望

模型・廃墟・本・毎日のちょっとしたくだらない出来事を紹介するでござる。

立松和平 ○○のいのち

2011-11-26 13:54:42 | 本・漫画・雑誌

最近何かと忙しく,ブログを書く暇がない。
ネタはあるので,思い出しながら遡ることができるのでいいのだが,
支えてくださる方々へのコメントができないのはいたいな・・・。

仕事をしている以上,色々なことを任されるのは当然でござるが,
ここのところ,任される機会が多い。
いい年して仕事を任されなくなったら終わりなのでござるが,
他にも育てなければならない若い人材があると思うのでござるが・・・。



「山のいのち」
立松さんの作品でござるよ。

両親の出張で,祖父に預けられる孫,
コンクリートに囲まれた町に住み,
言葉も失ったかのように見えるこの子は,
祖父との山での生活の中で,
巡るいのちの営みに出会う。

何だろうな,自分もその偉大な営みの中にいるんだなと
しみじみ思える。

来年の最初の仕事は,
これらの立松さんの作品を使わせて頂く予定で,
もう,その準備にかからなければならない。



「海のいのち」

漁師だった父を尊敬し,
それを超えようと思う主人公は,
与吉爺さの弟子になる。

父は巨大なクエに挑んで命を失ったが,
彼もまたクエに挑む。
しかし,海も,クエも,自分も自然の中の一部。
命の一部であって全てであることを悟り,
クエに微笑む。

文章も素晴らしいが,
伊勢英子さんの絵も素晴らしい。
若者の成長をキラキラとした光と,
闇をうまくつかって表している。

その他にも,



「街のいのち」



「田んぼのいのち」



「川のいのち」



「木のいのち」



「牧場のいのち」

等の作品があり,
どれも味わい深い作品なのでござる。

美しかったあちきの故郷の川も
もう汚染が進んで,潜ることはできなくなった。

みんなで遊んだ田んぼも,
クワガタをいっぱい携えていた木も今ではもうない。

そんな一つ一つのいのちとの出会いを
思い出させてくれる。

次の仕事も,絶対に成功させたいと思うのでござる。

ちなみに,後半4つの作品は
娘さんの山中(横松)桃子さんが絵を描かれている。
とても不思議で心惹かれる絵でござる。



Diorama Photo Club
ゆるゆる模型軍団 Yuru Yuru Mokei Corps

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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まさに (とっちん)
2011-12-01 11:19:26
今日12月1日は「いのちの日」
と言っても、自殺予防活動の一環として制定されたものですが・・・

なにものにも「いのち」はあります
立松和平さんの自然への想いは昔から憧れておりました
絵本の表紙、きれいですね^^

お仕事頑張ってください!
返信する
おおお!お久しぶりでござる。 (tsuki)
2011-12-04 13:50:06
お元気でござるか?

いのちの日でござるか。
自殺・・・厳しい世の中になったでござるからね。
みんなで支え合って,過ごしたいものでござるね。
絵本,とてもいい作品ばかりでござるよ。

オシゴト,頑張ります。
返信する

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