きつねのおふろ

四男が保育所から面白い本を借りてきた。
「きつねのおふろ」（国松エリカ：偕成社）でござる。



何でこの本を借りてきたかと云うと・・・クリスマスシーズンだからだそうだ。
何でクリスマスなのか云うと・・・トナカイがいるからだそうだ。
トナカイ？
そう，左隅にいる鹿が彼にとってはトナカイに見えるらしい。
もう，その時点で笑える。

四男のリクエストにこたえて，中身を読んでいくと，
木の実ばかり食べているきつねが，
大きな風呂桶を作り，
これでだましてうさぎや鳥をお風呂に入れて，
ぐらぐら茹で上げ，食べると云うもの。
もう，この時点で笑える。



しかし，やってくるのは，鹿や猪におさるさん。
背中を流してやったり，番頭さんとしてお世話をやいて，もう大変。
仕舞いには大きな熊がお風呂に入って，
お湯がなくなり，水くみへ行くきつねさん。

その間にお目当てのウサギや鳥がお風呂に入って仕舞うのでござる。

徹夜続きで，変なテンションの我妻K元帥は壺にはまり，
笑いすぎて涙を流しながら絵本を読む。

一方，四男は，全然トナカイが出てこないので
「トナカイまだ？」と怪訝な顔。



仕舞いには，きつねが自分でお風呂に入って
へとへと　むしゃくしゃ　がっかり　ふらふら　がぜ～んぶ取れてくるのでござる。

人が良いと云うか，きつねがいいというか，
そんなお話。
「あしたは　うさぎ　くるかな？」だって，
無理だと思うよ。



四男！お前は素晴らしい本を借りてきたぞ！

 
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