Tsuki軍団の野望

模型・廃墟・本・毎日のちょっとしたくだらない出来事を紹介するでござる。

明けましておめでとうでござる!

2007-01-01 20:02:37 | 本・漫画・雑誌
 明けましたでござるな。おめでとうございます。
さて,本日届いためでたいものは,みなさんからの年賀状。それと,「新明和US-1」(ハセガワ)。それからそれから,かわぐちかいじさんの「瑠璃の波風」(講談社全4巻)。US-1のことは,後日案内するでござるが,今日御紹介するのは「瑠璃の波風」。これはよかったな。心がぎゅーっとなる本でした。久しぶりだなこんな感覚。

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 この作品は,「沈黙の艦隊」に出てくる海江田艦長の少年時代の出来事を綴った漫画で,その存在を知って読みたくてたまらなくなって,年末に注文していたものでござった。
 私めは小さかった頃,福岡は大牟田市に住んでおりました。炭坑が傾き,みんなが何か暗いものを感じながら,それでも近所で力を出し合って生活していたような記憶があります。小さい町にみんながギュウギュウ詰めで生活している状態だったかな・・・。良いこともあれば,悲しいこともありました。夜逃げする家族があったり,小さな噂が家族全員にのしかかったようなことがあったり・・・。小さいながらにそんな町を見てきたと思う。大人は,子どもには分からんだろうと思って,噂話やら何やら語っていても,子供たちはみんなよく聞いていて,なんとなくイメージできていて,妙に震えたり,大人になったような気がしたりしていたと思う。
 海江田少年が移り住んだ島にも同じようなことが起こるのでござるよ。島中がもめたり,島で住めなくなった人が出てきたり,自分の父の知らされなかった過去に触れたり・・・。そうして,そんな中で,海江田少年はたくましく育っていくんだな。
 いやあ,1年のスタートの今日,いいものが読めた。
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