Tsuki軍団の野望

模型・廃墟・本・毎日のちょっとしたくだらない出来事を紹介するでござる。

写真集 原節子

2011-10-02 16:31:58 | 本・漫画・雑誌

昔,軍艦島のことが気になって,何だか睡れない日があった。
当時はなかなか行くことができなかった軍艦島,
今,どんな風が彼処に吹いているのだろうかと思うと,
閉じた瞼に軍艦島の建物の姿が映って眠ることができなった。

しかし,誰もがあの島にあがることができるようになってからは,
もうそんなことは無くなった。
あれだけ,上陸したくてたまらなかった島なのに・・・。



えっと,何の話だったっけ?
そうそう,今日御紹介するのは,「写真集 原節子」
(マガジンハウス・1992年発行)でござる。
秘蔵写真,映画スチール113点で原節子さんを紹介するものだ。

1920年生まれなので,彼女が生きていれば,91歳ということになるが,
彼女の「今」については,謎なのでござる。
そう,この謎な部分が,あちきにとっての第二の軍艦島なのでござる。
いったい何処で,何をされているのか,
そう考えるだけで,モヤモヤと心の中で何かが動くのが分かる。



あちきが気に入っている写真は沢山あるのでござるが,
この「野生」収録に関する一連の写真がとても好きだ。

あちき,この映画を観たことが無いし,
どう手に入れていいのかも分からない。
だから,名作なのかは分からない。

しかし,撮影の合間の笑顔が実によく撮れているのでござる。
1950年公開のこの映画,1949年秋の収録ということなので29歳くらいでござろうか,
え~っと,6月生まれなので・・・計算できない!
つまり,実に美しいのでござる。

他にも,『平凡』の「早春の箱根ハイキング(昭和26年)」,
「女ばかりの座談会 男性にもの申す(昭和26年)」等も掲載されていて,
実に興味深い。
そうそう,この座談会には,
昨日UPしておいた,杉葉子さんや,
若山セツ子さんの元気な写真と楽しい語りがある。

そうそう,原さんの自宅を訪れた
三船敏郎さんの横顔(昭和25年)なんかもあったりして,
これがかなりカッチョイイ。

え~と云うことで,
一家に一冊いかが?



Diorama Photo Club
ゆるゆる模型軍団 Yuru Yuru Mokei Corps

コメント (4)
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