花咲爺さんの独り言

昔は花を咲かせた事もあったのか? 自慢話ばかりするお爺さんです。歳に似合わず山登りや庭園鉄道、カメラいじりが大好きです。

ボデー外板の結合方法検討

2011年08月25日 11時40分40秒 | 模型工作
先のスレッドで、凸電の「着せ替え」を作るために色々買い物をしたことを紹介しましが、それに対して色々とアドバイスを頂きました。
ロウ付けする際のロウの選び方だとか、素晴らしい金切り鋸の存在とか、Gゲージ向きの真鍮板の適正板厚など等。本当に有難うございました。
ただこのコメントのやり取りの中で、私の考えているボデー外板の結合方法は、文章だけでは説明し難かったものですから、このスレッドで写真入で説明させてください。


これは工法検討用の試作品のです。2枚の板をアングルとリベットを使って結合した完成イメージです。


先ず結合端面にボール盤で穴を明けます。まず1.5mmの真鍮釘に対し1.5mmを穴を明けてみましたが
後の作業性が悪いので2mmの穴にしました。端末と平行でかつ直線状に明けないと見苦しいので、バイスに木片を挟みガイドとしました。穴ピッチは外板に方眼紙を糊付けしておき10mmずつずらしていきました。ポンチ無しでも、とても綺麗に穴を明けることができました。( この写真は方眼紙を剥がしています )


アングルは外板に仮止めして穴明けをしました。穴明が終わると穴に真鍮釘を差込み、裏からハンダ付けをしました。アルミ板には付きませんでしたが、これはリベット代わりですから、ガタさえなければ真鍮釘にだけハンダが付けば良いことにしました。( 真鍮のアングル材が有ればそれを使いたいところです )


ハンダ付けが終わったら真鍮釘の不要部分をニッパーで切り落とします。この時ガタがあれば再度ハンダ付けのやり直しです。


次にもう1枚の外板も同じ要領で止めていきました。ひとつだけ留意したのは2枚の板の穴位置を
真鍮釘が干渉しないように5mmずらした事です。


今回は工法検討の為だったので、安いアルミ板を使いました。外板とリベットが色違いだとどうもボケた様でイメージがつかめません。そこで有り合せのスプレーで塗装してみました。
まずまず狙い通りに仕上がったと思います。本番では真鍮板と真鍮釘を使う予定なので、塗装しなくても見栄えも良いのではないかと思います。
あえて言うなら、リベットのピッチと頭の径は、もう1サイズ小さい方が良かったかもしれません。

追記:後から凸電のリベットのピッチを調べてみました。そしたらボデーで7~8mm、ドアーで5mmでした。リベットピッチを狭めたりサイズを小さくすると、折角真鍮釘を800本も買ったばっかりなのに無駄になります。ようやく加工方法に少し自信が出来てきたかと思ったら、また新し悩みが1つ出て来てしまいました。