負けない MCTDとの気ままな日々

MCTD、シェーグレン症候群である大学生の気ままな毎日をリポートします。

論文を出せる院生、出せない院生

2023-10-04 18:43:51 | 研究室ぐらし(博士のタマゴ)

院生で論文を出せるとすごいとほめたたえられます。論文をだすという行為は、博士の院生にとっては必須の行為なので、修士で論文が出ますと、博士へ進学しないかと必死で誘われたのを思い出します。

どうも。

で、論文を出せる院生、出せない院生の違いは何ですかとよく訊かれます。正直私自身あまり考えたことがないのですが、以下の点は違うような気がします。

・研究について考える時間が多い。

・実験頻度が多い、そしてその成功率が高い。

・データ量が多い。

・文献検索量が多い。(だいたい年間で参考文献リストが100前後埋まる院生は、何等か書いていることが多い印象です)

・指導教員の指導力が優れている。

・運。

大学院生の困ったところは、自分自身にあまり力がないので、指導教員の指導力や研究テーマの当たりはずれなどの運要素もかなりあるということです。なので、論文が出ていないからと言ってその人がアカデミアで食っていけないぞというのは早計な話なのですが、学振はじめ多くの大学院生を対象とした奨学制度ではその辺があまり考慮されていません。

ただ、その不確定要素を補うのはやはり努力ですので、たゆみなく努力を続ける気概の大小はやはり問われている気がしますね。研究という大ばくちを打つためには、それなりに気概と努力をもってしなければならないのです。実際、かけた人(特にしっかりフルペーパーで出せた人)に会うと、気概が違いますよね。なんか。

ああでも、これは間違えないでほしいんですが、2年という短い期間ゆえ、修士だと出せないで修了することがほとんどです。親御さんはご心配なく。

コメント
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