負けない MCTDとの気ままな日々

MCTD、シェーグレン症候群である大学生の気ままな毎日をリポートします。

実験動物の行方

2018-10-03 07:00:57 | CEな日々
早速ステートでマウスの心音を聞いてみました。クリアで聴きやすいです。おはようございます。

今日はですね。研究室の剖検(いわゆる解剖)の話。実験動物って死んだらどうなるんですか、という質問が来たのでね。

高学年になるとマウスやラットの解剖が医療系では命じられますが、卒研前研究においても動物を扱う実験室ではマウスやラットの解剖をします。

どんな時にするかというと、死んでしまった時の死因究明や新鮮な実験材を手に入れる為。私たちの研究室では幸いなことに(?)死んでしまった時の解剖だけなので、自分でマウスを手にかけることはないのですが、後者の方になるとかなりキツイと聞いています。

もちろん解剖したら報告書を作成して、研究を管轄している部署に出します。そもそもこのような実験動物というのは厳重に管理されているので、人間のような「出生」、「出産」、「死亡」、「移動(転出・転入)」、「一時避難(災害時などに一時的にお預かりいただく)」など全てに書類が必要です。ですので、解剖する時には許可願いから始まりかなりの数の書類を要求されることになります。(確か5、6枚せせこましいの書かなきゃいけなかった気がする)

そして、最終的には大学で荼毘に付して、遺体は業者に預けます。そして、我々はだいたい夏頃にある(どこの大学でもそのように相場が決まってるのさ)慰霊祭に出るということになります。

この慰霊祭というのは、実験動物(医学部があるならご献体いただいた方や病理解剖、司法解剖など)を対象としているものです。この慰霊祭はお葬式のようなものなので、身内が一年以内に亡くなった人は出なくても良いということになっていました。私も去年はひいおばあちゃんが亡くなったので出ていません。今年もあったと思いますが、今年は学会で出ていません。来年こそは出ようと思っています。


私たちの研究室では解剖自体手間がかかるし、書類も大変であるという事から、解剖のエキスパートである剖検当番というのを作りました。これがいる研究室というのは能率が上がると聞いたからです。実際に導入してみると確かに能率は上がるのですが、解剖している彼らにしてみれば気の滅入る日々です。

ちなみに私自身解剖したことがありますか、と言われれば立会いや介助を含めると3回ほどしました。高校も入れると通算で4回しました。いずれもラットやマウスでしたが、自分自身でやったのは二回だけです。しかし、自分でやった時はかなり生々しく「命を握りしめている」感じがしました。

本日もポチッとよろしくお願いします。みなさん頑張っておられます。
にほんブログ村 病気ブログ シェーグレン症候群へ
にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログ 口唇口蓋裂へ
にほんブログ村

膠原病ランキングへ

油彩画ランキングへ

医療機器ランキングへ
にほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログ チーム医療・専門医療職へ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする