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Pretenderの備忘録

十八世中村勘三郎十三回忌追善 猿若祭二月大歌舞伎 夜の部

2024-02-26 22:19:02 | 歌舞伎
猿若、勘太郎がしっかりと演じ、踊る。黒子の補助はあるが、福助が歩き、セリフの数もいくつかあり、それが感動した。
すし屋、芝翫、それなりに頑張っていたのでは。雑な感じがそんなにしなかった。大仰ではあるが。
連獅子、長三郎が出てくると凄い拍手。小さいながら、奮闘。個人的には、子供にやらせるのは良いと思わない。あの動きはもう少し、体ができてきてからだと思う。歌舞伎の観客というのは、芸が親子で継承されていくのを温かく見守るというのを改めて感じた。襲名の演目に舞踊をたくさん入れた勘九郎、子供にもきちっと舞踊を身につけさせてほしい。

楽日だったので、もしかしてと思ったら、連獅子のあと、カーテンコール。

夜の部

田中青滋 作
一、猿若江戸の初櫓(さるわかえどのはつやぐら)

猿若
出雲の阿国
奉行板倉勝重
若衆方花の丞
同  雪の丞
同  月の丞
同  虹の助
同  星次郎
同   霧弥
福富屋万兵衛
福富屋女房ふく 
勘太郎
七之助
獅童
坂東亀蔵
萬太郎
種之助
児太郎
橋之助
鶴松
芝翫
福助

二、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
すし屋

いがみの権太
弥助実は三位中将維盛 
お里
若葉の内侍
弥左衛門女房お米
梶原平三景時
鮓屋弥左衛門
芝翫
時蔵
梅枝
新悟
梅花
又五郎
歌六

河竹黙阿弥 作
三、連獅子(れんじし)

狂言師右近後に親獅子の精 
狂言師左近後に仔獅子の精
法華の僧蓮念
浄土の僧遍念

勘九郎
長三郎
橋之助
歌昇
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『スプーンフェイス・スタインバーグ』

2024-02-25 19:33:30 | 芝居・ミュージカル・バレエ
片桐バージョン。
同じセットのステージ上で、小物の使い方などが違う。表現も随分違う。動の片桐バージョン、静の安藤バージョンといったところ。
深い芝居で、いろいろな視点で楽しむことができた、面白い観劇体験。

作:リー・ホール
翻訳:常田景子
演出:小山ゆうな
片桐はいり 
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芸歴40周年記念興行 立川談春独演会 4/20回目

2024-02-24 23:14:16 | 落語・講談
前座話の松竹梅、なんで今覚えなきゃいけないんだとボヤくことしきり。
よかちょろ、やり取りの面白さで聞かせる、談春の調子がどうだったのか。
文七元結、吾妻橋での文七と長兵衛のやり取り、近江屋が文七に語るくだり、これが非常に哲学的な人生論、師匠本人も最後に言っていた。
正直、前回くらいからちょっと心配。なんか影を非常に感じる。


有楽町朝日ホール

【演目】
「松竹梅」
「よかちょろ」
「文七元結」
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インヘリタンス 継承

2024-02-24 11:52:10 | 芝居・ミュージカル・バレエ
福士がインタビューで人生の6時間半をくださいと言っていたが、濃密な6時間半だった。通しで観たが、そういう観客が多かった。
80年代から現在まで、未来を展望したNYのゲイの物語。作者はロイヤルブルーの脚本家だという。
ゲイの不安、セックス、HIV。NYの文化、生活。文学、映画、政治、資本主義等々、様々な要素が散りばめられる。根底にはヒューマニズムで、後編には涙を誘う。
大河という感じの演劇体験だった。NYの香りも感じられた。昨年はエンジェルスインアメリカがやはり6時間にわたり上演された。米国におけるゲイカルチャー、それと切り離せないHIVが、文化的に大きいと改めて感じた真冬の一日だった。

会場 東京芸術劇場 プレイハウス
作 マシュー・ロペス
E・M・フォースターの小説『ハワーズ・エンド』に着想を得る。
訳:早船歌江子
ドラマターグ:田丸一宏
演出 熊林弘高
出演 福士誠治 田中俊介 新原泰佑 柾木玲弥 百瀬 朔 野村祐希 佐藤峻輔 久具巨林 山本直寛 山森大輔 岩瀬 亮 篠井英介 山路和弘
(後篇のみ) 麻実れい
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【インバル/都響第3次マーラー・シリーズ①】

2024-02-22 23:18:11 | 音楽 Classic
都響とインバルのマーラーチクルスは3回目。88歳でこれから始めるというのは凄い。とても元気で、完走できるかなと思う。
クック版の10番は、ほとんど聞く機会がなく、非常に貴重。70分強のバランスがイマイチの5つの楽章を力強く美しくまとめた。


東京芸術劇場

出 演
指揮/エリアフ・インバル

曲 目
マーラー:交響曲第10番 嬰へ長調(デリック・クック補筆版)
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