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Pretenderの備忘録

秀山祭九月大歌舞伎 昼の部

2006-09-18 23:30:13 | 歌舞伎
1階3列16番

車引
松緑の梅王丸はまあまあ、亀治郎の桜丸もしっくり。染五郎の松王丸、将来はしっかり演じることが期待されるわけですが、まだまだ。若過ぎるのか。改めて仁左衛門という役者の凄さを感じながら観ていた。

引窓
吉右衛門の十次兵衛は地味でよい人柄が出ている。菊五郎や幸四郎が演じるとカッコつけすぎみたいになるが、それがなくていい。富十郎の濡髪、吉之丞のお幸と安心してみていられる。芝雀のお早、ちょっと大仰なところもあり。

六歌仙容彩 業平小町、文屋
86歳の小町。倒れるまで舞台に立たれるのだろうけど、かなり足取りも怪しくなり、心配。
染五郎の文屋。悪くないけど、おかしみが出るまでにはまだか。

寺子屋
幸四郎の松王丸、吉右衛門の源蔵と存在感がある。脇は、どうなのというのもないわけでもないが、基本的にはしっかりとした重い芝居にふさわしい重厚感。

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