十年くらい前の映画の舞台化。宮本亜門がミュージカルっぽく仕立てて、罹る曲も70年代、80年代の懐かしい曲を日本語訳で。
コロナの感染者が出て、開幕が遅れたり、現在も当初のキャストではなく上演されている。
重い話であるが、ミュージカル仕立て、舞台ということで、薄暗くというイメージは払しょくされた。
ダウン症の子供の役は本当にダウン症の子供が演じていたようで、立派に演じていた。ダブルキャストで今日が最後だったようだが、カーテンコールではしゃいでいたのが印象的だった。
東山は、声色をドラッグクィーンを意識して変えたり。びっくりするほど細く、足も細いのが本当に驚いた。また、身長が谷原章介より10㎝以上低いんじゃないか。歌は、あんまりうまくないなア。日本のミュージカル俳優がいろいろと出演し、観客の耳も肥えてきていると思う。歌が上手かったらなあと思う。
谷原はよくも悪くも谷原らしい芝居。
高畑や師岡が、重みを出している。
舞台化にはあまり向かない芝居かなあという印象が強かった。
芝居納め。
パルコ劇場
- 原作トラヴィス・ファイン/ジョージ・アーサー・ブルーム
(トラヴィス・ファイン監督映画「チョコレートドーナツ(原題:ANY DAY NOW)」より - 翻案・脚本谷賢一
- 訳詞及川眠子
- 演出宮本亞門
- 出演東山紀之
谷原章介
渡部又吁(堀部圭亮の代役) 八十田勇一 妃海風 まりゑ
大西多摩恵 下総源太朗 エミ・エレオノーラ 矢野デイビット
高橋永/丹下開登(ダブルキャスト)
穴沢裕介 馬場巧(佐々木崇の代役) 高木勇次朗 (休演 シュート・チェン) 米澤拓真
モロ師岡 高畑淳子