@TOHOシネマ新宿
三浦春馬主演の遺作ということになるのか。最後に彼への感謝と冥福を祈るクレジットが出る。
五代の49年の人生だが、濃密であると同時に、絵になりにくい面もあるのかもしれない。竜馬との友情、恋、大阪への貢献等々が、トピック的に散りばめられていて、まとまりに欠けるのだ。大河でやるような人物だろう。五代が脚光を浴びたのは、朝ドラでディーンフジオカが演じてからだろうか。
春馬のシリアスな面が多く、笑顔は少ない。笑顔が多い役の方があっていたと思うが。翔平の竜馬が、意外とはまっていた。線が細いイメージだったが、豪胆な竜馬を演じきった。西川の弥太郎はまあ健闘。龍馬伝での、香川のイメージが強すぎて、誰がやっても気の毒な役になってしまった。
大阪府知事と市長が出ていたのがご愛敬、都構想が通っていたらねえ。
もっともっと、いろいろな役の春馬を観たかった。
監督 田中光敏 |
出演 三浦春馬、三浦翔平、西川貴教、森永悠希、森川葵、迫田孝也、宅間孝行、丸山智己、徳重聡、榎木孝明、筒井真理子、内田朝陽、八木優希、ロバート・アンダーソン、かたせ梨乃、蓮佛美沙子、生瀬勝久 |