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Pretenderの備忘録

エフゲニー・キーシン ピアノリサイタル

2006-04-26 23:13:23 | 音楽 Classic
サントリーホール
2階C6列29番

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第3番
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第26番「告別」
ショパン:スケルツォ 第1番
ショパン:スケルツォ 第2番
ショパン:スケルツォ 第3番
ショパン:スケルツォ 第4番

キーシンは80年代後半の少年時代の日本でのコンサートは行っていません。90年代前半の米国デビューは聴いています。実際に、カーネギーホールでウィーンフィルを聴いていたら、後ろにいたり、Metのトイレの入り口でばったり見かけてサインをもらったりしました、笑。
あの当時は20歳になるかならないかだったと思いますが、ラフマニノフなんか聴いているとピアノはテクニックだみたいな印象を持っていました。
2002年に久しぶりに米国で聞いたときは、シューベルトなんかがプログラムの中心でビックリして、結構感動しました。

今回の来日はどうしようかと思っているうちに売り切れて、ミクシィでチケット定価で譲ってもらって行きました。ピアノが大好きで詳しい感じのいい20代のお嬢さんでした(友人がいけなくなったということで、隣の席だった)。

弾きかたもそうですが、目をつぶっていても、精魂込めて一音一音を弾いているというのがビンビンに伝わってくる、そんなコンサートでした。個人的な思い入れのあるところでは、涙が出ちゃいましたし。

アンコールは1時間。ぎこちないお辞儀をしながら、花束もきちんと受け取って、すがすがしく、余韻のある、豊潤な時間を過ごせたような気がします。


コメント
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