愛猫・西子と飼い主・たっちーの日常

亡き西子とキジロウ、ひとりっ子を満喫していたわおんのもとに登場した白猫ちくわ、その飼い主・たっちーの日常…です。

しつけ

2006年03月21日 | 西子
 以前「お行儀いい?」にも書きましたが、西子は僕を踏みつけにすることをのぞき、まぁお行儀がいい猫です。
 決して、僕が嫌がるような場所に乗ったりするようなことはしません。でも、たまに僕の留守中に棚に乗せてある電話の留守電機能が解除になっていたりすることも…。実は僕の見ていないところで、結構、悪さをしているのかもしれませんが、現場を押さえなければ怒ることもできません。飼い主としては、ちょっと悔しい。
 このほか、外に飛び出そうとすることもしません。地域猫の生活の過酷さがよほど身にしみているのか、窓を開け放しておいても、ほとんど興味を示しません。以前、窓を開け放しにしていたら、座ったまま外に向かって鼻をヒクヒクさせていたので、後ろからそっーと近づいてちょっと背中を押したらものすごい勢いで振り返って「なにすんのよ! 外に出ちゃうじゃないのよ!」とでもいうような、びっくりしたような表情をしてました。
 でも、やっぱりちゃんとしつけをしなければ…と思うところがいくつかあります。ひとつは、何といっても「朝鳴き」「夜鳴き」です。最近はだいぶなくなりましたが、油断をしていると忘れたころに始まります。西子は体重は2.5キロほどと小柄で痩せた猫ですが、鳴き声がとっても大きい。家の外にいても聞こえるくらい。そんな大きな声で寝ているときに耳元で鳴くもんですから、たまったものではありません。何とかしたいと思いつつ、決定的なしつけの方法が見つからず、いつ復活するかの不安を抱えたまま生活しています。
 もうひとつが爪とぎ。なぜか、最近はお気に入りのはずの電気アンカをバリバリとやることもがしばしば。電気コードに爪を引っかけでもしたら、感電してしまうかもしれません。これは、見つけるたびに注意をしているので、最近はだいぶバリバリの頻度が減ってきました。
 でも、大まかにはこの二つだけ。あとは、猫かわいがりしているので、Cねえさんを初めとした猫の達人からは、よく「甘やかしすぎ!」との指摘を受けます。しつけの手段として使う鼻を指ではじく「鼻ピン」も、うるさく鳴くときに何度か試みましたが、やろうとするときに「やられちゃう!」って感じで目を閉じて、痛さに耐える準備をしているときの西子の表情を見たら、できなくなってしまいました(う~ん、やっぱり甘やかしすぎかも…?)。
 ところで、少し前に『猫語の教科書』という本を見つけました。著者は『ポセイドン・アドベンチャー』などを書いたポール・ギャリコさん。1976年にモナコで亡くなっていますが、猫好きとしても有名な方だったそうです。『猫語の…』は、猫が猫のために書いた「快適な生活を確保するために人間をどうしつけるか」のマニュアルという設定。人間の家をどう乗っ取るか、乗っ取った後に快適な場所をどのように確保するか…などなどが猫の視点(?)から書かれています。その中で、猫が飼い主を選ぶ基準として「一度結婚して離婚した男性なら、これは見つけ物かもしれません」とのくだりが…。
 今、住んでいる部屋の中には、西子禁制の場所はほとんどないし、飼い主・たっちーはバツイチだし…。この本を当てはめると、僕ってとっても西子にしつけられた、しかも「見つけ物」の飼い主なのかも??? 何だか、とっても複雑な気分…。
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