宮古on Web「宮古伝言板」後のコーケやんブログ

2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。 藤田幸右(ふじたこうすけ) 管理人

ニュースレターNo21 (5)

2021年07月19日 | ニュースレター

前ページよりつづく

 

 

 その 3  避難道整備=役所を頼ってはダメ

「30mは大きいが、地震が起きたら津波が来るという認識はずっとある」(鳥居さん)。震災後に高さ10m超の防潮堤ができたが、高齢者が逃げる際の障害がないか避難時の確認を怠らない。鳥居さんは「役所を頼ってはダメ。とにかく自分たちで逃げる」と話す(2020.4.22 朝日新聞)。── 昨年4月内閣府から最大津波が公表された時の記事だ。宮古角力浜町内会の鳥居会長の言葉が引用されている。これは鳥居さんが共同代表をつとめる当会の一貫した考え方でもある。準備があればどんな津波でも怖くはない。町内会、職場、家庭など自分たちの避難道のことである。役所には底力があるが起点、方向性があやふやだ。地域住民が先きだ。見、聞き、相談し、批判し、役所に頼み込むための「ネタ」をつくることだと考える。お互いに独立し頼り頼られる関係だ。

 


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