本吉町の赤牛漁港と津谷大沢漁港の2か所
NHK 東北 12月24日 10時40分
気仙沼市が線路などを守るとして総額18億円あまりをかけて整備を計画している2か所の防潮堤について市は計画を大幅に見直すことを決めました。
気仙沼市は「鉄道を復旧したとしても内陸側に移設されるため」としていて県も同様のケースについて見直しを検討する方針です。
気仙沼市が計画の見直しを決めたのは気仙沼市本吉町の赤牛漁港と津谷大沢漁港の2か所の防潮堤です。
計画では、JR気仙沼線の線路などを守るためいずれも高さ9.8メートル、長さ305メートルと430メートルの防潮堤を建設するとしてあわせて18億円あまりの事業費を見込んでいました。
しかし気仙沼線は震災以降、不通が続いていてJR側は鉄道を復旧したとしても内陸側に移設し現在の場所で復旧することはないとしているうえ、代わりに運行しているBRTもこの場所を通っていないことから計画を大幅に見直すことを決めました。
区間によっては線路の土台を防潮堤として活用できれば事業費を大幅に削減できる可能性もあるとして市は年明けにもJR側と詳細な協議を始める予定です。
宮城県が計画している気仙沼市の大谷海岸と日門海岸の2か所の防潮堤についても同じように、線路を守る必要がなくなったとして県も今後見直しを検討する方針です。
NHK 東北 NEWS WEB (2015.12.24)
宮城県では石巻市でも3漁港の防潮堤計画が中止になっている。
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