宮古on Web「宮古伝言板」後のコーケやんブログ

2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。
 藤田幸右 管理人

【再録】 「消費税は廃止」がスタート(3)(4)

2021年05月22日 | 社会

2020年8月12日  フェースブック── 3️⃣

「消費税は廃止」がスタート

 
 
消費税は世の中を暗くする。起業精神・中小企業の衰退だ
 
悪魔の税金が大きな黒い羽根を伸ばしている。人は悪を見抜き、学者は一層深掘りし、政治家は悪魔の羽根を抜き始めなければならない。消費税が起業家・企業家の心理に与える影響はすさまじい。商売が楽しいものではなく、どんどん、苦しいもの、不機嫌なもの、不健康なものになっていく。
 
B to B の取引ならまだしも、特にB to C 取引の中小の小売業、サービス業においては取引の輪郭が、小規模企業の旨味が、技能や技術が、楽しみ、奉仕、サービス、丁寧さ、お礼、感謝、パーソナルな人間関係が ── 全てぼやけてきている。取引の踏ん張りが利かない。よい時はよかったと言われるがそのような時はしばらくない。従業員も大企業との比較ばっかりだ。
 
もともと少ない粗利の中に踏み込んできて、消費税だと言って、10%を持っていく。その額を決めるのに仕入れから、販売まで気が抜けない。10%計算は難しくないが日々の計算の積み上げなので、お客さんへのサービスの精力が、気力が、働きが、その細かな出し入れの計算と取引の緊張感で消えていく。仕入れの消費税、販売の消費税、のことをお客さんは知っているのだろうか?
 
結局、年度末にその総決算がある。年度の粗利総額の10%が収める消費税だというくらいの理屈はわかる。だが、その消費税分は消費者にサービスとして丁寧に積み上げてきた利益そのものではなかったか?! 何よりの証拠に「年度末に<みなし>で計算すればよい」と組合と税務署に言われてうっかりしていたが通帳にも金庫にも支払うべき金額は残っていなかった。消費税は悪魔の税金だ。
 
中小零細企業店主が不機嫌なら社会はどうなる? そうとう深刻なものになる。
 

 

2020年8月16日  フェースブック── 4️⃣

「消費税は廃止」がスタート

 
消費税は世の中を暗くする。人間深層心理の破壊だ
 
昔は、買い物行為の輪郭ははっきりしていた。思ったより安かった(or 高かった)、思ったより量もあるし美味しかった(or まずかった)。買った道具も電子機器も使いやすかった(か、たまに使いにくかった)。とても良い買い物をした、次は、もっと良いもの、美味しいもの、高くても見栄えも考えよう、と、買う前の期待感と買った後の気持ちの満足感、買った商品の評価がはっきりしてしていた。何より頭の中の計算と財布の中身やカードの残高がほとんど一致していたと言っていい。1,000円の買い物をしたから財布には9,000円残っているはずだ。
 
今は違う!
 
今は、真逆に、買い物のたびにレジの画面やレシートの最大桁数がすさまじくぴょんぴょん跳ね上がる。280円の菓子が308円に、5,500円の夫婦の外食が6,050円に、183,000円のバイクがふつうに201,300円の支払いになる。その度にえっえっえっ、と思う。タクシーメーターの最後の「カチッ」の跳ね上がりと一緒で消費税の跳ね上がりはそのつど神経にさわる。意識していようと、無意識のままであろうと、高額買い物はまだしも、少額の買い物の心理的潜在影響はいかほど大きいものかと思う。
 
      税抜き価格     税込み額     10%値引き値
菓 子      280円          308円       252円
外 食    5500円           6050円     4950円
バイク   183000円    201300円    164700円
 
計       188780円         207658円     169902円
 
値引きの10%計算は楽だ「いくらした?」の返答、「252円!」「4,950円!」「164,700円!」と楽しい。10%の消費税の上乗せ計算はそれほで楽ではない、というより誰もが嫌がる計算だ。しかも99.9%の買い物で、誰もやっていない。今は、誰も意識はしていないで結果だけが現象している。買い物が、どんどん、不機嫌なもの、不健康なもの、苦しいもの、になっているのだ。財布の中を見たら分かるだろう!! 心理的、生理的にどんどんすさんでいっている。財布に群がる悪魔のしわざだ。
 
年齢によって自覚や評価に違いがあると思うが、今の若者の買い物感覚に異常な傾向が見える。一言では「精気のない買い物」である。あれが欲しい、これが欲しいという力量感がない。なんでもそろっていて必要なものが乏しいのかもしれないが、倹約して、残業して、働いて、出世して、自分のため家族のため、何かを買おうという意欲が稀薄なように思われる。いや、予定し,揃えて、選んで、支払いをする、という買い物の煩わしさの方が先行しているのだ。買い物行動の不調が、徐々に希望や欲望にブレーキをかけ「精気のない買い物」、去勢された消費行動につながっていないだろうか? 罰則としての消費税のせいだ。それは、一般に不活発な生産活動につながり、沈滞した消費生活につながる。今、 withコロナの中の精神状態も巻き込んだ究極のデフレ社会が始まっている。
 
消費税の「減税」は無効です。効果がないのです。「減税」でなく「廃止」なのです。

 

 

 

 

 

 

コメント
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