宮古on Web「宮古伝言板」後のコーケやんブログ

2011.6.1~。大津波、宮古市、鍬ヶ崎復興計画。陸中宮古への硬派のオマージュ。
 藤田幸右 管理人

県の工事説明会(3-3)

2016年06月28日 | 鍬ヶ崎の防潮堤を考える会

岩手県の回答は最悪3

【自動閉鎖システム】編     県庁のホームページ<質疑応答>集


真剣な質問、気やすめな回答

3 当然質問者の方が正しい。システムは気象庁(J-Alert)→盛岡県庁統制局→県下の水門・陸閘閉鎖。釜石の第2統制局は盛岡の不測の事態に備えたバックアップ統制局。第2統制局→県下の水門・陸閘閉鎖。津波の時間差、地域差に関係なく一律一斉閉鎖となる計画。防潮堤におびえ、システムにおびえる事になる。県はなにかにおびえてシステムを妄信している。振り出しに戻る必要がある。

4、5 そのように簡単に回答できる問題だとは思えない。モノではなく人の場合もあるはずだ。

6 福島原発では電源喪失が最大の問題の一つであった。←今また凍結電源が…。陸閘の資料がない事がすでにおかしい。

7 小扉の鉄板の厚さが16ミリメートル、覗き窓のアクリルの厚さが30ミリメートル。県庁は「それで安全」としているが住民は不信をつのらせている。この言い合いはどこまでつづくのか? 県庁は言葉で言うのは止めてどんな検証、どんな実験をしたのか説明するべきだ。実験の方法と実験を示すべきだ。他のいろいろな疑問に答える事にもなる。

8 NHK電波トラブルだけでない。福島原発の炉心デブリを取り出す機器は、万全を期して電子機器、電波機器の使用を控え、バネだとか歯車を使ったアナログ機器を活用する予定。それが本流。津波にも命の問題を最先端に託すときの安全・安心のパラドックスがある。

9 県庁からのトップダウンに市町村は逆らえない現実がある。まちの水門、まちの陸閘の開閉さえ県庁たのみ。住民の意見広聴まで辿り着いていない。


殉職消防士の意志は生かされているか?


11 最新技術に対する悪しき信仰。「ヒューマンエラーを極力排除するものです」という事が「ヒューマン」を排除して最新技術に置き換えるという意味でいわれている。どんなシステムでもヒューマンエラーはついてまわる。機械と人の置き換えだけでは解決されない。どこがどうエラーが排除されるのか? 回答を求める。また後々かならず蒸し返して問題になる学識経験者5名からのヒアリングも公開するべきだ。公開なきところに納得はない。

12 防潮堤、閉伊川水門、自動開閉システムには維持管理費用、ランニングコストに新たに市民負担はないという。改めて念を押しておく。

13 今回が初めての説明であったというが一方的にシステム計画を説明しただけで参会者の賛成という意味の理解だけでなく、システムそのものの合理的理解が得られたとはいえなかった。2回目以降の説明会のテーマや理解の、また地域の意見など、切らさずに広報する事を求めておく。最後に、説明責任という事は、説明対象市民の十分な人数の招集でもあるという事を付言しておく。少人数参加で説明責任が果たされたとは言えない。



 

 

 

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