宮古・鍬ケ崎の区画整理始動 16年度から住宅再建
(web 岩手日報 2013/09/05)
震災で大部分の住宅が流失した宮古市の鍬ケ崎・光岸地地区の土地区画整理事業着工に伴う安全祈願祭は4日、地区内の特設会場で行われた。10月から住宅基礎の撤去工事に入り、2015年度末までに造成工事を完了。16年度から住宅再建が可能となる。
【写真=土地区画整理事業が始動した宮古市鍬ケ崎地区。2年半後の住宅再建を目指して工事を進める】
関係者約80人が出席し工事の安全と迅速化を祈願した。同地区は宮古湾に面し、事業面積は約23・8ヘクタール。市が都市再生機構(UR)に事業委託し、三井住友建設(東京都中央区)と本間組(新潟市)の共同企業体が工事を担当する。
現在は土地を再配置する換地設計を行っており、土地面積の減少率(減歩率)は12・24%。区域内の地権者は約640人に上っているが、起工承諾を得られた土地から先行して工事に入る。
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写真はブログ<漁師の徒然なるブログ> 鍬ヶ崎区画整理工事祈願祭 2013.9.4 より
鍬ヶ崎・光岸地地区土地区画整理事業の実行については、宮古市ではまだ区画整理審議会の委員の選挙も行われておらず「仮換地指定」の審議は行われていない。したがって、法律的に、着工は不可能なのだ。9月1日に予定だった審議委員の選挙には立候補者が出そろわず、自薦、他薦で今後宮古市が決めるであろうが、9月いっぱいか、年内はかかるだろう。
区画整理審議会において「仮換地指定」の審議が行われた後、地権者に通知され、それから工事が始まらなければならないのだ。待ちきれない工事請負者たちの入れ知恵で市役所は違法な事をどんどん前に進めているようだ。地権者への「起工承諾」のお願い(7月)や孫請けへの業務委託などなど…。危険な事だ。
上記記事の「起工承諾を得られた土地から先行して工事に入る」とはまさに法律違反。宮古市は審議会無視で勝手な事をやっているとそしられても仕方がない。岩手日報もどうかしている…