熊野の産田神社は弥生時代から続くと言う。
古代には神社に建物はなく、「ひもろぎ」と
呼ばれる石で囲んだ祀り場(祭祀台)へしめ縄
を張り神様を招いた、と言います。
祭典の際、拝殿で行われる直会(なおらい)の時、
「ホウハン」という特別な善が出る。「ホウハン」の
献立は、米飯に白みそを使った味噌汁をかけた汁かけ飯
一わん、さんまを腹開きにし、骨を残したまま握ったすし、
生魚を細かく切ったものに唐辛子だけであえ、二切か
四切を皿にのせた「アカイ」などである、と説明には
あります。
直会とは、神事の最後に、神饌としてお供えしたものを
おろし、参加者でいただくという行事です。また、
下げられた供物も直会とよびます。 お神酒や神饌を、
神と共食するという意味があります。