源太郎のブログ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

天女山

2007年11月10日 | インポート

 立派な三角点のある「美し森山」の標高は1542m。頂上に立つと背後に屏風の様な八ヶ岳連峰の主峰・赤岳、前面には甲斐駒、地蔵、そして北岳がくっきりと見える。その奥に一段と高く、うっすらと雪を被った富士山。左の方角に目を転じれば瑞牆、金峰、その奥に甲武信が覆われる物無く全てを現している。光溢れる山頂は風も無くひんやりとした空気が広がる。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

 11月初旬、八ヶ岳横断自然歩道を歩いた。小海線の清里から程近い登山口に立ったのは既に午後。ゆっくり歩きならぬ、ゆっくり発ちだ。登山口の標高が1475mだから「美し森山」の頂上まではたったの10分、着いてすぐ、ランチタイム。日影のベンチに座る。おやおや、早速ソフト・クリームを舐めている。そう言えば、途中のカンバンに「日本一のソフト・クリーム」と書いてあったっけ。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

 昼食を済ませて先を続ける。なだらかな下りの先に山荘が現れ、笹に覆われた斜面を登ると羽衣の池。オレンジ色に紅葉した唐松と青空を背景に記念撮影。良い笑顔の、顔、顔、顔。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

 途中、山の陰になった、ちょっと薄暗い笹に覆われた林越に見える唐松の紅葉が美しく光り輝いている。何回かの登り下りの後、突然裾野を大きく広げた富士山が遠くに浮かんでいる姿が現れる。そして、目の前に緑溢れる八ヶ岳牧場が何処までも広々と続く。振り返ると赤岳頂上の小屋もくっきり。今日一日、雲ひとつ無い快晴が続きそうだ。3時過ぎ、展望台に到着。このコースは短いながらも変化に富み、色々な景色を楽しませてくれる。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

 途中の車道を渡ってから15分ほど登ると天女山に着く。近くに大きな駐車場もあるから、車で来る人も多いらしい。夕暮れの近い頂上の南に見える南アルプスのパノラマのシルエットが素晴しい。頂上でたっぷりと時間を過ごし、ちょっと薄暗くなり始めた頃、下山を始めた。20分ほどで「天女山入口」に下ると待たせておいたタクシーで甲斐大泉駅向かった。寄りたかった「柳生さん」のお店は来年にしよう。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

                  堀 源太郎<o:p></o:p>