goo極楽トンボの人生行路

勝手気ままに、独断と偏見の瞑想空間ほ

文明は自由を阻害する

2015-06-19 01:51:35 | 日記
人は文明によって豊かさや便利さを共有し、素敵な衣類を纏い、美味しい食事をいただき、快適な住まいで生活を愉しんでいる。

しかしその生活を支える為に文明社会で生活をする者にとっては多大の制約の器の中に我が身を置かなければならない。

生活は決められた時間と言う基盤の上で営まれなければならない。
目覚め 食事 労働 休息 睡眠等がタイムテーブルとして固定化される。
一方 趣味 教養 運動 娯楽 恋愛などはタイムテーブルの中に余された時間を活用することになり、決して自由な時間を確保する事は出来ない。

文明に余り関係の無い野生動物の生活は如何であろうか?
自然環境の中で目が覚めたら起き、腹が 減ったら食事をする 時が来れば種の保存に励み 必要があれば戦いに命をかける。
基本的には「命」の為の一生である。

それに比して文明社会に生きる人間は「命」の為の一生では無く「生活」の為の一生と言える。
時折 何の為の一生なのかと考える時がある。

タイムテーブルを正確に確立させる為に、殆どの人はブロイラー化した生活を強いられている。

早朝から体調を整えなければならない。
わざわざ「シジミ毎日」を無理矢理飲んで?

タイムテーブルが文明人に及ぼす影響は健康を左右し 精神的にストレスまみれにし 自然環境には存在しない新種の病を続発させ、何の為の人生なんだろうかと疑わざるを得ない。

三度の食事を義務付けしないでお腹が空いたら食事をすれば、過食 飽食何て事はおこらず、悪しき生活習慣から開放されて、生活習慣病なる類の病は激減するだろう。

もっと自由な時間や行動が有れば、多くの苦悩から解放されるのにとしみじみ思う。