第２４０９話「パン２」

GITANESが臭くてパンの味が
よくわからない。
それとは無関係に・・・。

そのパンの話だ。

出勤前に食パンを食べようとしても
それほど美味しく感じない。
ところが、休日の朝は食パン（トースト）が
出勤の日と比べ物にならないほど美味い。
これはどういう訳だろう。
まあ理由などどうでもいい。
仕事の日はそれほど美味くない・
休みの日は結構美味いという事実が
あるのみである。

でこの、
美味いというのはどの部分なんだろうかと
ふと考えた。
食パンを焼いてそのまま齧っても
そう美味くも感じない。もちろん個人差は
あるだろうけど少なくとも私はそうだ。
ここにバターを塗り、溶けていく様子を
感じながらトーストを食べると
これが美味い美味い。
そこにジャムをのせてもまた美味い。
バターなしでジャムをのせた場合は
いや、そうでもない。
ということは、美味いというのはバター
なんだろうか。というより私がバター
好きなんだろうか。
いやいや、バターを直接口に入れるなんて
ことは想像もできないから、結局私は
食パンを焼いてバターをのせて食べると
美味く感じる　ということだ。

食パンという名前の由来は
「主食になるパン」からきているという説が
有力であるらしい。

少し前から「高級食パン」の店なるものが
どんどんできはじめ、朝早くから行列を作っていた。
変な名前の高級食パン店もどんどん増え、
そしてこれらは次第に減っているらしい。
もう飽きられたのか。
「これはねえ、生で食べたらうまいぞ！」
と言いながら高級食パンをいただくことも
あったが、いや私はトーストにバターをのせて
食べるのが好きなので、そうする。
「それじゃあダメだ！」なんて言われても
食パンなんて食べても食べても食パンの
味しかしないではないか。
だから
「ほら生で食べてみて！　　どう？」
と尋ねられたら
「うん、食パンの味がするね」
としか答えない。
食パンが食パンの味で
もちろんそれで十分なのだが、そんなに
並んで手に入れて捧げ持って食べるものかしら。

とトースト好きの私は考えるのである。
食パン万歳。
ちなみに私はベーコンエピが好き。