GITANESという名前は、本当にGITANESにふさわしい。
それとは無関係に・・・。
タイトル・名前をつけるという作業は、考え様にもよるが
基本的に難しく悩ましい。
その証拠に、ここSGCは日々の本文を大体3分で書くが
タイトルを考えるのに約二時間かかる(ウソだけど)。
私の名前は祖父が命名したが、「もっと他になかったのか?」
と尋ねたくなるような名前だ(文字が同じの有名人はいるが、
同じ読み方の人間とは、まだ出会ったことがない。)。
私が10代の頃にやっていたバンドの名前は、私が命名したが
それを考える作業があまりにも面倒だったので、
数字の「1」にした。深い意味はまったくなかった。
ただそれ以下の画数の文字が思いつかなかったのだ。
卒論を書くときにタイトルをつける必要があったのだが、
「概念としてのディスクロージャーの発生に関する考察」と
名付けて提出したら、同期のK君(卒論集の編集担当)に
「タイトルが長すぎて収まりが悪いので変えてくれ。」と言われ、
「収まりが悪いって理由だけで題名を変えろってか?!」と
頭に来て、それならばと、
『概念。』と改めて提出したところ、
「すまん。最初のヤツでいい。」と謝られたこともある。
昨日書店に行き、何気なく本を眺めていたら、
魅力的なタイトルの本が2冊あった。
●城山三郎著 『そうか、もう君はいないのか 』
●朝倉かすみ/著 『田村はまだか』
結局どちらも購入はしなかったが、
例えば前者は、亡き妻との人生の日々を綴った本で、なんだか
タイトルを一目見ただけで、深く深く感じ入ってしまうような、
思い入れが本体からはみ出てしまったかのような題名だ。
後者の著者の本はまだ1冊も読んだことはないが、なんか気になる
タイトルの本を何冊も出している。
やはりタイトルというものは、非常に重要なのだ。
タイトルの段階で、もう既に本文は始まっていると考えるのが
妥当なのかもしれない。
それに比べて、SGCの2月2日のタイトルなんて、
『打っちゃったので』
って、もうちょっと考えてから名付けないと。
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