GITANESを線香代わりに。
それとは無関係に・・・。
オヤジの十七回忌。
これを「早いな」と感じることができるとしたら
それはある意味幸せかもしれないが、
少なくとも私にとってはどうなんだろうか。
この間に大勢の人がなくなった。
身内だけでも実兄、実母がこの16年のうちに
亡くなった。知人の逝去も何度かあったし
隣家に住む義弟も若くして亡くなった。
いろんな人が亡くなり過ぎて、オヤジが死んでから
「随分長かったなあ」という感じである。
そう言えば法事を執り行ってくれる坊主も
変わった。
親父の葬儀の時の坊さんは私とほぼ変わらない年齢
だったのだが、身体を壊し呆気なく亡くなった。
その後はその人の「父親」が代役でずっと頑張って
やっていらしたが、「子の代わりに父上が頑張る」
と言っても御年80半ばなのだから限界がある。
今回の法事ではそのおじいさん坊主の孫、亡くなった
坊主からすると甥が経を上げてくれることになった。
随分若い。
だから声に張りがある。
おじいさん坊主の読経も枯れた味わいがあり個人的
には気に入っていたが、若い読経もなかなか迫力
があっていいものだ。
同じ宗派の同じお経でも人によって印象はまったく
異なる。
坊主三代の読経が聴けるというのは、いいことなのか
どうなのかわからないが、まあそれぞれだなあ
という感想だ。
親父は真夏に亡くなったから暑い最中の法事だ。
母と兄は年始とクリスマスに亡くなったから真冬の
法事だ。
そして来週は若くして亡くなった義弟の一周忌となる。
これが一番辛い。
一年経っていてもまだまだ辛い。
そして年々それが和らいでいくのも寂しいものである。
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