GITANES休止して随分経つのになあ。
それとは無関係に・・・。
8年ほど前、頸部・耳の下に大きい腫瘍ができ
大学病院での手術により器官ごと切除した。
手術痕もほぼ目立たなくなった今になって
どうも違和感があるなあと思い始めたのが
7月下旬。
前回はかなり大きくなっており、手術も結構
大変だったと術後主治医に教えられた。
多数の神経が腫瘍に巻き付きあるいはくっついて
一本ずつ外しながらの作業だったという。
切除した部位を見せてもらったが、
(※お食事中なら申し訳ないが)
からあげ君2個ぐらいの大きさだった。
(※関係ないけど、からあげは呼び捨てでいいと思う)
その箇所にまた違和感だ。
手で押さえても今回はまったく膨れてもいないのだが
自分では「何かあるなあ」という違和感。
そして本日MRIでの検査だった次第である。
寸鉄も帯びていない状態になったところで
耳栓を渡される。毎晩使用しているから慣れたものだ。
しかしこれをあんまり早い段階で装着してしまうと
その後の指示が聞こえるんだろうか?
私「これって、つけちゃったら指示聞こえなく
なりますよね?」
技師「大丈夫ですよ、声はちゃんと聞こえます」
私「でも普通の市販品ですよね」
技師「ええでも大丈夫ですよ、耳に入れてみて。」
ちょっと捩じってから耳に突っ込む。
技師「・・・は・・・・・ね・・・だか・・」
聞こえへんやないかい!
詰めすぎた耳栓をやや戻し気味にしておいた。
技師「それで・・頭部・・固定しま・・」
私「はいはい」
技師「足元・・タオル・・・・か?」
私「はいお願いします。」
まあこの程度の話ならできるんだけど、
もっと重要なことを言われてもきっと聞こえない。
私「寝てしまってもいいんですよね?」
技師「ま・・・いですが・・ビクッと・・・
は困り・・・」
私「はい、ビクッとならなかったらいいですね」
技師「はい・・・ま・・・眠れるもんなら眠って
みてください」
というセリフの後半はどういう訳かちゃんと聞こえた。
耳栓を装着した上に、固定具がさらに耳付近を覆った
ので、もうほぼ聞こえない。
寝た。
実際には50分経っていたが体感では15分程度。
体内時計が余程狂っていなければ、30分ほどは
ウトウトしていたということだろう。
技師「お疲れ様でした。ホントに寝てました?」
私「そのようです。」
技師「へえ。」
そこから主治医の診察、6人待ち。
主治医「お久しぶりですねえ」
私「ご無沙汰しておりました」
MRIの画像を見ながら話をしたのだが、結局
主治医「特に何も映ってないですよ。これなら
心配はないと思うけどなあ」
ということだった。
切除跡は黒く空洞のままで、何かが新たに始まって
いる様子もないと。
まあ、何もないと言われると人間はホッとするものだ。
しかしこの2か月の気がかりは何だったのだろうか。
いや油断は禁物だ。嫌がられてもまた気になったら
堂々と病院の世話になろうと思っている。堂々と。
なぜなら
「今後はこれだけ腫瘍が大きく育つ前に
来てくださいね。」
と言ってくれたのは主治医の先生だからな。
某コンビニに立ち寄り、大きいノリ弁とカップヌードルを
買って帰宅。食い過ぎて苦しい。
からあげくんは買わなかった。
MRIの内部に横たわっている間、頭の方から
ずっと涼風が流れてきたことが印象的だった。
でも、くしゃみが出そうで苦労した。
| Trackback ( 0 )
|