インターネットで農業を学ぶ

2008年02月28日 | 活動報告
秋田県農業研修センターが運営する「インターネットアグリスクール」が人気を集めています。インターネットを利用して、農業のやり方や秋田県の自然の知識を学ぶことができます。2001年に開始して以降、東京、愛知、長崎など全国から約200人が受講し、毎年、定員(30人)はほぼ満員状態。スクールを通じて農業の魅力に引かれ、これまでに9人の受講生が県内で農業を始めています。
スクールの最大の利点は、インターネットを使うことで、自分の都合に合わせて学べることです。多忙な会社員でも、仕事が終わった夜間に自宅で勉強できるため、9割以上は農業に関係のない職業に就いている人たちが受講しています。親が農業をやっていた人や、定年退職後に農業を始めてみたいという人が参加しているそうです。
講義は5月から翌年3月まで。教材はホームページ上で提供され、月1回のペースで年10回新しい“教科書”が追加されます。2007年度はこれまで、稲作や野菜の栽培技術、農業経営の上手な資金運用などについて学びました。
受講生には毎月1回、リポート提出が求められ、県農業研修センターに勤務する農業の専門知識を持つ職員が、添削指導を行っている。同センターは「1年間であらゆる分野の農業のスタイルを学ぶことができる」と説明しています。
スクールでは、受講生にインターネットで学ぶだけでなく、実習も積んでもらおうと、県内で年4回、一泊二日の合宿生活をしながら実践的な研修も実施しています。2007年度は5月に男鹿市の水田で稲の手植え、8月に大潟でカボチャの収穫、10月に潟上市でリンゴの収穫、今年1月には仙北市で寒締めほうれん草の収穫を行いました。
全国農業会議所(東京都)によると、インターネットで農業を教える取り組みは珍しいとのことです。(読売新聞より)
首都圏に住んでいて、農業に興味はあるけれどもきっかけに困っている方、就農を考えている方、将来農業を始めたいと思っているかたなどに農業を学ぶとてもいい入り口になるのではないでしょうか。農業の担い手を育成する新たな取り組みとして注目していきたいと思います。

■ 問合せ先: 秋田県インターネットアグリスクール事務局
           電話:0185-45-3113
        ホームページ:http://www.pref.akita.jp/komachi/school/




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