日本の米は全く余っていない!

2008年03月18日 | 活動報告
酒田市で、飼料用米プロジェクトに取り組んでいる平田牧場さんにお話を伺いました。「お米は、余るどころか全く足りていません。農水省の統計によると日本の穀物自給率は27%、国内の穀物仕向け量は、3600万トン、うち国内生産量は約1000万トン、残り約2700万トンが輸入で家畜用の穀物飼料は全く自給できていない状態です。この状況を打開するため、私たちはトウモロコシの代わりに飼料米を選びました。国内の減反田100万ヘクタール全てに飼料用米を植えた場合、反収700キログラムあれば700トン自給できる計算になり、穀物自給率が一気に20パーセント上昇し50パーセント近くになります。これで、畜産の穀物飼料の30パーセントは自給できることになります」(平田牧場さん談)
その量は全国飼料米の約45パーセント(飼料用米全国作付面積286ヘクタール中、山形県湯佐町作付面積130ヘクタール)に当たるそうです。そして、農家が再生産可能な金額(生産農家)にするため国・県・町・畜産農家が努力をしているそうです。まさに、このプロジェクトが、進めば、消費者が求める「食の安全・安心」につながり、農家の人が担い手に引き継ぐことができます。他にも、米のバイオエタノールの研究などが進められています。田園風景を守り、自給率向上に繋がる飼料用米プロジェクトを注目していきたいと思います。平田牧場さんからは、是非視察に来てくださいとの言葉をいただきました。農家の皆さんと相談して勉強しに行きます。今日は、稲作の将来に期待の持てる話を聞いて元気が沸いてきました。明日も頑張るぞ!※写真(本荘地区は、田んぼも雪がすっかりなくなり、春がまもなくです。)

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