今回の大震災で、昔読んだこの本を思い出しました。
1994年の出版ですが、今読んでも十分に価値がある本だと思います。
再読してみると、日本列島は地震から逃れることは不可能であるということがよくわかります。
地質学者である著者は、過去の大地震の記録とプレートテクトニクス研究に基づいて、関東・東海で繰り返しおこってきた3種の主な地震(小田原地震、東海地震、首都圏直下地震)が、いずれ次々と襲ってくると警告します。
そして、東京圏への一極集中の危険を憂慮し、機能と人口の全国への分散の重要性を説いています。
提言されていることは、もっともなことばかりです。
地震予知は不可能ですが、それによって生じるリスクを減らすことは可能です。
現状の効率性・利便性にとらわれず、地震列島に対応した社会が作られるよう、望みます。
1994年の出版ですが、今読んでも十分に価値がある本だと思います。
再読してみると、日本列島は地震から逃れることは不可能であるということがよくわかります。
地質学者である著者は、過去の大地震の記録とプレートテクトニクス研究に基づいて、関東・東海で繰り返しおこってきた3種の主な地震(小田原地震、東海地震、首都圏直下地震)が、いずれ次々と襲ってくると警告します。
そして、東京圏への一極集中の危険を憂慮し、機能と人口の全国への分散の重要性を説いています。
提言されていることは、もっともなことばかりです。
地震予知は不可能ですが、それによって生じるリスクを減らすことは可能です。
現状の効率性・利便性にとらわれず、地震列島に対応した社会が作られるよう、望みます。
大地動乱の時代―地震学者は警告する (岩波新書) | |
クリエーター情報なし | |
岩波書店 |