2009年から2010年までのちょうど政権交代を挟んだ時期に、「SIGHT」紙上で行われた内田樹と高橋源一郎の日本の政治に対する対談(進行役は渋谷陽一)を、まとめた一冊です。
タイトル的にはちょっと損をしている感じで、『日本政治がこんなにわかっていいかしら』とでもした方がよかったように思います。
「ヨタ話」と言いつつ、なかなか的確な分析が展開されていきます。
雑誌掲載時にはカットしてしまった部分も復活させているということで、より対談の細部が伝わってくるようです。
政治と言葉の深い関係性について、繰り返し語られているのが興味深かったです。
また、当然のことながら、国民もその政治を作っているのだということをあらためて思い起こされました
そして、小沢一郎が、ロシア文学で、ナロードニキで、江藤淳の弟子、というように、見立てが絶妙で、とても面白いです。
感想は様々だと思いますが、ぜひご一読ください。
タイトル的にはちょっと損をしている感じで、『日本政治がこんなにわかっていいかしら』とでもした方がよかったように思います。
「ヨタ話」と言いつつ、なかなか的確な分析が展開されていきます。
雑誌掲載時にはカットしてしまった部分も復活させているということで、より対談の細部が伝わってくるようです。
政治と言葉の深い関係性について、繰り返し語られているのが興味深かったです。
また、当然のことながら、国民もその政治を作っているのだということをあらためて思い起こされました
そして、小沢一郎が、ロシア文学で、ナロードニキで、江藤淳の弟子、というように、見立てが絶妙で、とても面白いです。
感想は様々だと思いますが、ぜひご一読ください。
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内田 樹,高橋 源一郎 | |
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