山根一眞 『小惑星探査機 はやぶさの大冒険』

はやぶさのカプセル帰還から、もう２ヶ月近くが経ちます。
中身の分析にはまだ時間がかかりそうですが、小惑星を探査して地球にカプセルを持ち帰ってきたというのはすごいことですね。

この本の著者は、打ち上げ前から７年間にわたり綿密な取材をして、はやぶさを見守っているだけに、とても読み応えがあります。
随所に研究者へのインタビューも差し挟まれていて、彼らの情熱と逆境にめげないしぶとさがよく伝わってきます。
また、技術的な内容も、比較的わかりやすく書いてあって、このプロジェクトの偉大さが理解できたような気がします。
はやぶさに感情移入していく気持ちも、何となくわかるなあ。

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