小品日録

ふと目にした光景(写真)や短篇などの「小品」を気の向くままに。

桜の五稜郭

2019-05-05 23:56:02 | 写真
連休中盤の3日間、松前、函館、弘前と、北の花見に出かけてきました。
五稜郭では、満開の桜に出会うことができてよかったです。
まだ冬の服装で花見を楽しみました。
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名残り桜

2019-04-14 21:05:42 | Weblog
土曜に、つくばみらい市の福岡堰に、花見散歩に出かけました。
数日前に散り始めていたようですが、お天気も良く、花を見ながら歩くのはとても心地よかったです。
桜吹雪と川面の花びらがきれいでした。
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君塚直隆 『ヨーロッパ近代史』(ちくま新書)

2019-03-16 23:59:20 | 歴史
ルネサンスから第一次世界大戦までの、500年にわたるヨーロッパの歴史を、各時代を象徴する人物を軸に俯瞰していきます。
具体的には、ルネサンスはレオナルド・ダ・ヴィンチ、宗教改革の時代はマルティン・ルター、近代科学誕生には、ガリレオ・ガリレイ、続いて、ジョン・ロック、ヴォルテール、ゲーテ、ダーウィン、最後はレーニンが、キーパーソンに据えられています。
現代につながる政治、経済、科学、文化の変遷を一気に読めて、質、量ともに読みごたえがあります。
350ページ近くと厚めですが、面白く読み進められる一冊です。

ヨーロッパ近代史 (ちくま新書)
クリエーター情報なし
筑摩書房
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佐藤優・宮家邦彦 『世界史の大逆転』(角川新書)

2019-03-09 22:55:52 | 評論・批評
元外務省勤務の二人が、急変する国際情勢について語ります。
朝鮮半島、トランプ政権の米国、プーチン大統領のロシア、習近平主席の中国、中東の混迷、自国優先主義が潜む欧州、さらにはAIについてなど、新書一冊の中に、広範な論考が繰り広げられています。
その内容は冷静、現実的で、中長期的な視点からのものです。
ニュースの読み方も変わるかもしれません。

世界史の大逆転 国際情勢のルールが変わった (角川新書)
クリエーター情報なし
KADOKAWA
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橋爪大三郎・大澤真幸 『アメリカ』 (河出新書)

2019-02-06 23:43:04 | 評論・批評
 アメリカという、特殊でありながら世界のスタンダードを作っている国について、キリスト教やプラグマティズムなどを切り口として、対談形式で分析していきます。
 第1部では、建国から現在に至るまで、社会の基礎となっているキリスト教に関して論じています。各都市や大学の成り立ちにまで深く関係しているんですね。
 続く第2部では、プラグマティズムを糸口として、「アメリカ的とはどういうことか」を語ります。高校のとき、倫社で「プラグマティズムって哲学らしくないなぁ」という印象を受けたのですが、やはり、ヨーロッパ発祥の哲学とは全く異なるもののようです。
 第3部は「私たちにとってアメリカとは何か」ということで、読者に考えるきっかけを与えてくれるものです。
 新書にしては厚めですが、興味深く最後まで読むことができました。
 


アメリカ(河出新書)
クリエーター情報なし
河出書房新社
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松島歴史散策

2019-01-19 23:29:06 | 写真
松島では、瑞巌寺や隣接する円通院(写真はその石庭)、近くの五大堂など伊達家にまつわる場所を巡りました。
瑞巌寺は、昨年平成の大修理が終わったばかりで、障壁画が鮮やかで見事な美しさでした。
お隣の円通院は、穏やかさが感じられる佇まい。
すかし橋を渡っていく五大堂では、干支の彫刻を見て楽しみました。
帰路、駅に向かったのですが、電車の待ち時間がちょっと長かったので、政宗の娘、五郎八姫の廟所に行くと、補修をされている方がいらしゃって、五郎八姫や政宗の弟に関する、通説とは異なるアナザーストーリーを教えていただき、興味深かったです。
その後、仙台に向かい、せり鍋を食べた後、仙台市博物館でも歴史の世界に触れることができました。
慶長遣欧使節団に関する国宝やユネスコ世界遺産が見られるのはすごいですね。
遠藤日人の俳画は、可愛くて、ほこっりします。
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松島

2019-01-15 23:34:24 | 写真
先の三連休に、松島一泊旅行に行ってきました。
風景よし、食よし、人情よしで、楽しい旅となりました。
牡蠣、穴子、牛タン、ずんだ等、いずれもおいしかったです。
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本年もよろしくお願いいたします

2019-01-06 21:51:30 | 写真
あけましておめでとうございます

今日は、恒例の浅草寺初詣に行ってきました。
昼頃から曇り空となってしまいましたが、これから晴れ晴れとした年になりますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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R・パワーズ 「舞踏会へ向かう三人の農夫」

2018-12-30 23:57:18 | 小説
以前から気になっていたのですが、今年文庫化されたので読んでみると、非常に面白くて、もっと早く読んでおけばよかったと思いました。

物語をつなぐのは、1枚の写真。
ここから現代と1914年の人々の人生と世界の歴史が描かれていきます。
哲学、経済、テクノロジーなどもちりばめながら、小説という形式の魅力を存分に堪能させてくれます。
読み進めていくほど、面白さが加速していきます。

歴史や社会に翻弄されてしまう人間という存在ですが、何か希望を感じさせてくれる、よい読後感が残りました。


舞踏会へ向かう三人の農夫 上 (河出文庫)
リチャード・パワーズ
河出書房新社
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斎藤美奈子 「日本の同時代小説」(岩波新書)

2018-12-29 23:38:40 | 評論・批評
暫くぶりの更新となってしまいました。

本書は、1960年代から2010年代までの日本において、どんな小説が書かれ、また、読まれたかを検証したものです。
そのカバー範囲は、純文学からエンターテイメント、タレント本までかなり広く、自分が読んだ作品もあれば、題名だけは知ってるもの、存在に気がつかなかったものまであります。
(昔の時代のものの方が、馴染みがあったり・・・)
これだけ多くの情報量が新書一冊にまとめてあるのはありがたいです。

1960年代が「知識人の凋落」、1980年代が「遊園地化する純文学」、2000年代が「戦争と格差社会」などというような、章のタイトル付けにも概ね納得です。

そして、小説というものは、時代に敏感で、ときに時代を先取りしているということを、あらためて感じます。
もっと小説を読んでみようという気になりました。

日本の同時代小説 (岩波新書)
斎藤 美奈子
岩波書店
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