こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

『オリエント急行殺人事件』を読みました

2006年03月13日 | 読書ノート
オリエント急行殺人事件

ポプラ社

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 シャーロックホームズは中学のときはまったけど,ポアロシリーズは,ABC殺人事件1作で挫折した。アガサ・クリスティは謎解きが理詰め過ぎてつかれるというか,なんとなく敷居が高くて,力尽きたABC殺人事件も,粗筋すら覚えていない体たらくである。

 ところが,先日のこと。息子用にとあれこれ選んでいたら,突然,『オリエント急行殺人事件』が飛び込んできた。「イングリット・バーグマンが良かったわ」という連れ合いのささやきもあり,ちょっと試しにと思って借りてみた。

 シリアのタウルス山脈ごえ,イスタンブールからベオグラード,ビンコブチ,ブロッド,トリエステを経由して,ジュネーブ,パリ,カレーに続くオリエント急行の乗せられる推理のディッシュは不味くない。

 何と言っても,子供向けの本なので,1時間足らずで一気に読める。時間を気にせずに読めるところが良い。というわけで,気がつくと最後まで来ていたという感じでエンディングを迎えた。良く練られた設定に丹念な推理が重厚感を醸し出す。アガサテイストもなかなか良い。

 ブラッド・ピットの映画『セブン』で,3人目の殺人のときに7番目の最後の犠牲者を予測できた者としては,いささか不本意ながら,『オリエンタル急行殺人事件』における私の犯人の予測は完全にはずれた。アガサ・クリスティに一杯食わされた格好である。

  それにしても,子どもの成長にあわせて,子供向けの本を読むのも悪くない。子どもの頃,本好きだったらな,どんなに楽しかっただろう。そこそこ読んではいるが,時を忘れ読みふけるのは,学生の特権だろう。学生に戻りてえ!

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1 コメント

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はじめまして (新歌)
2006-03-15 17:08:44
ブログランキングからまいりました。

「えほんのまいにち」の新歌と申します。

クリスティにはまったのは大学時代でした。

古本屋さんに寄り道して、電車で読む分を

買って帰ったのを懐かしく思い出しました。

『オリエント急行…』は映画から入りました。

原作を読んでみても

あの映画はなかなか良かったと思えます^^

『ナイル…』も同じように感じました。

娘もホームズやルパンシリーズが好きなので

クリスティものもそろそろ探してあげようかな、

と思っていた矢先に記事を拝見しまして

やはり前評判が入らないうちに

この作品からかな、と思いました^^

またお邪魔しにまいります。お時間ありましたら私のブログへも遊びにいらしてください。

どうぞよろしくお願いいたします。
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