萌え経済学 講談社 このアイテムの詳細を見る |
先日,友人と3人でメイド・カフェなるものに行ってみた。賑わうその店は,若い人というよりは子どもの溜まり場のような印象だった。「お帰りなさいませご主人様。」などと言われてもピンとこない。何だか異次元の世界に飛び込んだような感じだ。
500円で出して飲むカクテルはお世辞にも上手いとはいえないし,100円追加でのシェイクは,下手をとおりこしていて頭が痛くなった。厨房の先輩格のお姉さんたちも,精々二十歳前後の学生風情。おっさんには,ついていけない世界であった。
秋葉原で流行りはじめたのが,もう1年以上も前(オリジナルは5年前)と言うから,やっぱり,広島へは1年遅れで伝播するのか!このIT時代にもかかわらず,風俗・文化が伝わるには,時間がかかる。大昔の話で恐縮だけど,かつてのインベーダーゲームの時も,約1年のタイムラグで,東京で廃れた頃に広島ではやり始めた。おかしなことに,伝播のサイクルに狂いはない。メイド・カフェで知る田舎風情である。