株式の時価総額。GE VS ソニーでみると,40兆円対3兆円。GEは取締役会の決議で20%の8兆円の増資ができるので,ソニーを買うのは簡単。同じく,サムソン V S富士通 でも,10兆円対1兆円。韓国企業サムソンも,その気になれば,富士通に触手を伸ばすことができる。
同じく,シティグループ VS 三菱東京フィナンシャルグループで4倍,ウォルマート VS イトーヨーカドーで14倍,エクソン・モービル VS 新日本石油で30倍という時価総額割合だから,外資は容易に日本企業を手中におさめることができる。
これが,会社法の改正によって,2007年から可能になる現実なのだそうだ。先日から読んでいる,堀江貴文の『僕が伝えたかったこと』第2章「M&A入門」の一こまである。小さいままでは,外国企業の傘下に入る企業が続出する,いわば,平成の黒船出現のような事態が近未来に出現しそうなのである。最近の大型合併は,いってみれば,自衛・防衛策。厳しい現実が差し迫っている。
ライブドアVSフジテレビだの,阪神が村上ファンドに狙われた,だのぐらいのことで,あれやこれやと騒いでいる場合ではないのだ。航空貨物で有名なフェデックスだって,フライングタイガーを買収して成功した企業だし,M&Aや株式支配は,今後,当たり前のように起こると考えたほうが良さそうだ。判断のポイントは,買う側も買われる側も,WIN-WINの関係であるのかどうかにかかるのだろう。企業環境の変化にこれから,目が離せなくなりそうだ。
この人凄いネ!いったい何者なの!って聞くので宇宙人じゃっていってやりました。
かってに!
すいません。