こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

二桁の掛け算 一九一九

2005年09月20日 | 読書ノート
二桁のかけ算 一九一九(イクイク)

ライブドアパブリッシング

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 ご存知のとおりインドはITに強い国だ。シリコンバレーのプログラマーの大半はインド人だし,インドのバンガロールやハイデラバードのマイクロソフトやシスコをはじめ,多くのIT企業が立地する。

 「その秘訣は掛け算の十九にある。児童期に九九をこえ,十九まで暗誦する数学教育の賜物だ」と榊原英資の『インドIT革命の驚異』でも絶賛していた。子供がちょうど九九を覚えたてくらいの時期にあるということもあり,十九の掛け算には興味があった。

 まあ,いまさら覚えてもどうこうなるものでもないけれど,何となく,気になっていたわけである。実際,中学のときには,11,12,13,・・・などの二乗は覚えさせられ,計算の場面ではその記憶が役にたったし,マージャンの点数の計算も基本は一緒だ。掛け算の十九を覚えることが数学能を育てることに直結するとはとても思えないが・・・。

 それで,余興にと思い,少し,覚えかけていたができなかった。すっかり諦めていたところへ,このへんてこりんな本が現れたわけである。語呂あわせといっても,ペンネーム,かえるさん,と,ガビンさん(ともに大学の先生みたい。)が我流であみだした,滅茶苦茶なものだ。学術的な権威があるわけでもない。
 でも,これが結構おもしろい。韓国でも大ブームという掛け算の十九。はたして,日本でもブレークするだろうか。百マスがあれほどもてはやされるお国柄。案外火がつくのは早いかもしれない。掛け算の十九ができれば頭が良くなるなどという迷信つきで・・・。


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