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『メディアの支配者 下巻』 を読み始めた

2005年09月21日 | 読書ノート
メディアの支配者 下

講談社

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  『メディアの支配者 下巻』 を読み始めた。 

第4章 梟雄~鹿内信隆のメディア支配〔後〕
第5章 華麗なる一族~後継者・鹿内春雄
第6章 改革者~鹿内宏明の試み
第7章 宿命~フジサンケイグループの抱える闇
エピローグ
 
 下巻は以上で構成されているが,今,鹿内信隆のメディア支配〔後〕の後ろのあたりをうろついているところだ。吉永小百合のだんなさんの岡田さんが組合結成に動く。社内がわれる。第二組合,切り崩し,分裂,やがて人間関係にヒビが入って潰れていく。戦後の企業史を見るようである。
 
 とりわけ,鹿内氏が凋落する繊維,鉄鋼の代表企業が株式を手放す中で,ニッポン放送株を手中に収めていく様は,企業の栄枯盛衰を映す鏡でもある。メディア支配を確立していく過程は,鹿内氏の類まれな商才・胆力の賜物だ。一代目のエネルギーはすごいなと感じ入った。


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