こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

そして,『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を読みはじめた。

2005年04月29日 | 読書ノート
 マックス・ヴェーバーと言えばかつて政治学で学んだ支配の3類型。伝統的支配に,カリスマ的支配に,合法的支配の3つ。ヒトラーやムッソリーニがカリスマ。天皇制は伝統的支配。法治国家のそれは合法的支配。てな感じだった。(忘れるものですね・・・。)
 支配の3類型を覚えてマックス・ヴェーバーは卒業したことにしている。うすーい岩波文庫の『職業としての政治』ですら読んでいない。法学士って何だっけ?てなテイタラク。お寒い限りなのだ。

 それが,例のユダヤの思想云々の本を読んで触発される。とうとう,岩波文庫の大塚久雄訳『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を買ってしまった。得意のええかげん読みで,とりかかったまでは良かったが,ものすごくいたしい。(広島弁では「むずかしい」ことを「いたしい」という。ちなみに,「棚に手が届かない。とってください。」は「棚に手がたわんけえ。とってえやあ。」という具合に言う。映画『仁義なき戦い』では,菅原文太の「あとがないんじゃ」が耳に残る。)早くも,挫折しそうな雲行きである。衝動買いするんじゃなかったなあ。

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6 コメント

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Unknown (bell)
2005-05-04 00:26:40
岩波文庫の大塚久雄訳『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

大学の時に読んでレポートを書いたはずと思って、本棚を探したが見当たらず・・・。

いたしかった記憶はあるけど、内容を全く思い出せない

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すげ~ (toru_moon)
2005-05-04 10:51:22
 学生時代に読まれてレポートまでされたのですか。すげ~。尊敬! でも,二度目は読みたくないでしょうね。いたしーもんね。
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見つけました (bell)
2005-05-06 00:33:01
従姉妹に本をあげた時に箱に紛れ込んでいたようで,やっと見つかりました。

本を開けてビックリ!! レポートの下書きが挟まったままでした。ここで思い出さなければ,恥ずかしいレポートが・・・,と思うと感謝です。それにこの紙切れのおかげで,内容もうすーく思い出しましたが,やっぱりいたしかった
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良かったですね (toru_moon)
2005-05-06 02:43:54
 昔読んだ本に出会うと,その時,付き合ってた人とか,当時の状況などが蘇ってきてぐっとくるものですよね。(いたしーこの本じゃ無理かな)思い出蘇ったかなあ?



 ところで,この本をもう一回読まれますか?止めときましょう。この本を読み直すより,羽入辰郎の『マックス・ヴェーバーの犯罪』の拾い読みがお勧めです。これも,いたしー本なんですが,拾い読みなら苦になりません。奥さんに肩を押されたと言う研究エピソードもおもしろいですし・・・。



 ただし,4200円と高価なので必ず図書館で借りてよみましょう。こんな本を読む人は少ないと思いますので,私の次に借りられること請け合いです。ヴェーバーさんやっちゃいましたね。お主もワルよのおという感じ。



 (追伸) 注には目もくれず斜めにさっと流すと楽ちんです。
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どこにありますかね (bell)
2005-05-09 12:53:45
お薦め頂いた『マックス・ヴェーバーの犯罪』、近くの図書館のHPで検索したらどこにもないのです

どこの図書館にあります? 

確か、県内の図書館は相互貸借で借りられるはずなので、近くの図書館に依頼しようと思ってます。



追伸:『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』は、もう1度読む気にはなりません。また、本棚の肥やしになる予定です。

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記事にしました (toru_moon)
2005-05-10 05:56:50
 『M・ヴェーバーの借り方』という記事をブログしましたので,参考にしてください。
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