こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

中学受験で子供と遊ぼう を読んだ

2005年11月04日 | 読書ノート
中学受験で子供と遊ぼう

文藝春秋

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 「オレたちひょうきん族」「欽ドン!良い子悪い子普通の子」「ぴったしカンカン」「世界まるごとHOWマッチ」などの作・構成を担当した,放送作家の
高橋秀樹さん(1955年,山形県生まれ。県立山形東高校卒。早稲田大学第一文学部中退。)とTBSにアナウンサーの牧嶋 博子(1960年,神奈川県生まれ。県立湘南高校卒。上智大学文学部新聞学科卒)さん夫婦の息子さんたちの中学受験体験記。とても,おもしろい本で,中学受験とは関係のない人にもお勧めである。

 時間が不規則なマスコミ関係者,共働き,しかも,ともに,公立の中学・高校しか知らない夫婦。そんな彼らが,現在の公教育の不安や疑問に端を発し,いわゆるお受験に走る。塾が変わり不安定になる息子さん。支える親父。夫婦喧嘩をする。スランプがある。でも,どんな困難も家族で力をあわせて乗り切る。題材は中学受験だけど,中味は,心温まる家族愛物語なのである。その証拠に,あまり乗り気でなかったご次男にはお受験(猛勉)を強いていない。まさに,イベント気分で中学受験を楽しんでいるのである。

 首尾よく希望校に合格したご長男だが,仮に不合格でも,これだけの愛に育まれていれば,こわいものは何もない。勉強でもスポーツでも,溢れるばかりの親の愛情さえあれば,きっと,うまくいく。そんなことをこの本から学ばせてもらった。ありがとう高橋さん。 blog Ranking へ


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