医学、医療的な分野において、「可逆的」「非可逆的」とはどうゆう意味ですか?
出来れば専門用語なしで教えてください。
r34********さん
編集あり2011/11/2717:30:56
簡単に説明しますね。
「可逆的」というのは一度起きた変化がまた元に戻ることができるようなことを示します。
例えば水が氷になって、その氷は溶けて水に戻る場合、このような変化を可逆的といいます。
「非可逆的」というのは一度変化が起きると元には戻らないことを示します。
例えば一万円札を燃やしてしまうと、もう元には戻りませんよね。このような変化を非可逆的といいます。
体の中で起きる化学反応や組織反応にも同様の変化が起きるのですね。
ご参考まで。
<追加>
少しコメントを。
治癒する疾患そのものに対して「可逆的」とか治らない疾患を「非可逆的」とは言いません。
たとえば「糖尿病は非可逆的である」とは言いません。
「糖尿病による後遺症は非可逆的変化である」というように何らかの疾患に伴う「変化」に関して使います。
---------------------------------
可逆性とは?
ある変化を考えたとき、条件を変えるとその変化と逆の方向に変化が起こってもとの状態に戻ること。
非可逆性とは?
ひかぎゃくせい:可逆的でない性質のこと、元に戻すことができないような性質のこと。
巨視的不可逆性[編集]例えば、コーヒーとミルクを混ぜることは簡単でもその逆に混ざったものを分離することは難しい。このように「ある方向へ進むことはあっても、その逆方向に進むことは無い」という現象のことを「不可逆な」現象という。
このような不可逆性は、物理学においては、主に熱力学第二法則という法則で説明される。
これは「閉鎖系において、エントロピーという物理量は増えることはあっても、減ることはない」という法則である。
例えばコーヒーとミルクが混ざることはあっても分離することはないのは、「分離した状態よりも混ざった状態の方がエントロピーが高いからである」と説明される。
微視的可逆性[編集]分子や原子のふるまいは量子力学や電磁気学の法則によって記述できるが、これらの法則は基本的に可逆的なものである。つまり、「ある方向に進むのならば、その逆方向に進んでもおかしくは無い」のである。
不可逆性問題[編集]分子や原子のふるまいが可逆的な法則によって支配されているのならば、単純に考えて分子や原子の集合体である巨視的な物質(たとえばコーヒーやミルク)のふるまいも可逆的であるはずである。
にも拘らず、熱力学第二法則によれば、巨視的な物質のふるまいは不可逆なものである。
このパラドックスが、不可逆性問題である。
ボルツマンの解答とそれへの批判[編集]ボルツマンは、分子的なふるまいから、エントロピーが増大することを示している。
ただし、H定理は「分子的混沌の仮定」を置いており、一般に証明されたものではない。
原発は事故の甚大性、非人道性、損害の不可逆性の故に、本質的に他とは異なる
リスクを有している点、リスクを原発で利益を受けている人とは無関係な人に負わせる
出来れば専門用語なしで教えてください。
r34********さん
編集あり2011/11/2717:30:56
簡単に説明しますね。
「可逆的」というのは一度起きた変化がまた元に戻ることができるようなことを示します。
例えば水が氷になって、その氷は溶けて水に戻る場合、このような変化を可逆的といいます。
「非可逆的」というのは一度変化が起きると元には戻らないことを示します。
例えば一万円札を燃やしてしまうと、もう元には戻りませんよね。このような変化を非可逆的といいます。
体の中で起きる化学反応や組織反応にも同様の変化が起きるのですね。
ご参考まで。
<追加>
少しコメントを。
治癒する疾患そのものに対して「可逆的」とか治らない疾患を「非可逆的」とは言いません。
たとえば「糖尿病は非可逆的である」とは言いません。
「糖尿病による後遺症は非可逆的変化である」というように何らかの疾患に伴う「変化」に関して使います。
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可逆性とは?
ある変化を考えたとき、条件を変えるとその変化と逆の方向に変化が起こってもとの状態に戻ること。
非可逆性とは?
ひかぎゃくせい:可逆的でない性質のこと、元に戻すことができないような性質のこと。
巨視的不可逆性[編集]例えば、コーヒーとミルクを混ぜることは簡単でもその逆に混ざったものを分離することは難しい。このように「ある方向へ進むことはあっても、その逆方向に進むことは無い」という現象のことを「不可逆な」現象という。
このような不可逆性は、物理学においては、主に熱力学第二法則という法則で説明される。
これは「閉鎖系において、エントロピーという物理量は増えることはあっても、減ることはない」という法則である。
例えばコーヒーとミルクが混ざることはあっても分離することはないのは、「分離した状態よりも混ざった状態の方がエントロピーが高いからである」と説明される。
微視的可逆性[編集]分子や原子のふるまいは量子力学や電磁気学の法則によって記述できるが、これらの法則は基本的に可逆的なものである。つまり、「ある方向に進むのならば、その逆方向に進んでもおかしくは無い」のである。
不可逆性問題[編集]分子や原子のふるまいが可逆的な法則によって支配されているのならば、単純に考えて分子や原子の集合体である巨視的な物質(たとえばコーヒーやミルク)のふるまいも可逆的であるはずである。
にも拘らず、熱力学第二法則によれば、巨視的な物質のふるまいは不可逆なものである。
このパラドックスが、不可逆性問題である。
ボルツマンの解答とそれへの批判[編集]ボルツマンは、分子的なふるまいから、エントロピーが増大することを示している。
ただし、H定理は「分子的混沌の仮定」を置いており、一般に証明されたものではない。
原発は事故の甚大性、非人道性、損害の不可逆性の故に、本質的に他とは異なる
リスクを有している点、リスクを原発で利益を受けている人とは無関係な人に負わせる
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