▼主体者として行動していく人、困難に挑み、前進していく人は青年だ。
青年である限り、常に大きく飛翔できる。
▼世界の分断を埋める鍵は、対話によるソフトパワーである。
どんな状況にあっても、力を尽くして対話や外交に臨むことだ。
また、紛争解決に取り組んでいく―そうした理念と行動が重要である。
▼政治であれ、安全保障であれ、昨今の複雑な問題を話し合うには、西洋だけでなく、世界各地の異なる視点を持ち寄ることが大切だ。
近年は、一国だけで解決できない問題が多く、国際的なコミュニティーとしての対応が求められている。
それは、まさに国連の中核の理念でもある。
▼協力、外交、人的ネットワークの形成が必要とされる今、国連研究に光を当てることが時宜を得ている。
▼「対話」こそ重要すべきだ。「憎悪の連鎖」を止める方途として、「たとえ時間がかかろうとしても、人間にそなわる善性を信じ、そこに呼びかけ、働きかけていくことだ。
それが「文明観の対話」であり、地道な精神的営為を、あらゆるレベルで重層的に進めていくことが肝要である。
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