創作 人生の命題 3)

2024年09月09日 23時55分20秒 | 創作欄

高校生であった漆原は父親の昭雄の鉄道自殺に大きな衝撃を受けた。

そして、不登校となる。

彼は、父親の書棚から、芥川龍之介や太宰治の小説を読む文学少年であった。

自ら死を選んだ父親を少しでも知りたいと思ったが、答えは得られるものではなかった。

「高校だけは、何とか出てね。お願いよ。分かってね」母親の言葉に押された将司は、1年後に高校を中退して夜間高校へ進学した。

同級生の皆が、将司より年上であり、昼間はそれぞれに職をもち、あらゆる分野で勤勉に働いていた。

一方の将司は、昼間は父親の書棚から本を取り出して読んでいたり、テレビを観て過ごす身であった。

将司は、2歳年上の大貫秋絵と机を並べて座ることもあった。

昼間の疲れであろうか、彼女が度々、居眠りをする。

だが、教師の誰もが居眠りをする生徒たちを咎めなかったのである。

その教師たちは、昼間の教室では生徒たちに対して、厳しい対応する教師たちであった。

将司が昼に学んだ大学付属高校は、夜間は全く異次元の大学付属高校へと変貌していたのである。

将司は、府中に住む大貫秋絵と一緒帰ることとなる。

「暗い牧場の前を通るのが怖いの。桜上水駅まで送ってね」秋絵の求めは将司の恋の心を膨らませた。

実は、将司は下高井戸駅から登校していたので、一駅先まで彼女を送っていくこととなる。

だが、この恋は秋絵の突然の死で終わりを告げる。

風邪をこじらせて、将司はその日、高校へ行かなかったのだ。

そして、悲劇は起きたのである。

秋絵が恐れたように、暗夜の牧場に彼女は二人の男に連れ込まれ、強姦されたのだ。

将司は新聞記事で、その事件を知らさせる。

将司は慰める言葉を失う。

そして、2か月後に20歳であった秋絵の京王線の踏切での事故が新聞に報じられたのだ。

 

 

 


創作 人生の命題 2)

2024年09月09日 22時49分58秒 | 創作欄

傷害罪の被害者となった老人は、加害者の漆原将司が大学生であることを警察署側から知らさると「実は、最初に手を出したのは私の方でした」と事実を証した。

そして、自ら傷害罪の訴えを取り下げたのである。

将司は、現行犯で逮捕され警察署に3日間留置されていたので大学を辞めることを、すでに覚悟していた。

父親の昭雄が47歳の時に自殺したことで、母親の里子は4人の子供を苦労してこれまで育ていきたのだ。

その母親が泣き顔で、期待している息子が留置されていた淀橋警察署に面会に来ていた。

将司は、自ら責任を取り死ぬ覚悟であったが、さすがに憔悴した母親の姿を眼前にすると、死んでなどいられないと生きる覚悟を決めた。

競馬のために当時、500万円もの会社の金を横領した夫の昭雄は、小田急線の百合丘の駅のホームから身を投げてしまったのだ。

夫の昭雄は、おそらくは競馬に負けて、府中競馬場を後にして、京王線の府中駅からバスで小田急線の百合丘駅へ向かっていたのだろう。

だが、皮肉なことに、母親には実父から受け継いだ2000万円の遺産があった。

「私に、相談してくれたら死なずにすんだのに・・・」彼女は、悔いるばかりであった。

 


創作 人生の命題 1)

2024年09月09日 21時12分13秒 | 創作欄

漆原将司は、恋した人が自ら命を絶ってことに、大きな衝撃を受け続けていた。

人は、何時かは必ず死ぬ。

そのことは、誰人も否定できない現実である。

だが、彼の恋人がまだ可能性がある若い生命を自らの意志で断つことへの不可解さや違和感には、いつまでも拘りが尽きなかった。

思うに人生の命題とは何か?

勝ち残り生き残ることか?

幸福になることか?

生まれた意味や真理を知ることか?

人は、何らかの使命を持って生まれてきたといえるのではないだろうか。

漆原将司も、衝動的に死にたくなった時が、ないわけではない。

それは21歳の、大学生の時であった。

小田急線の電車が新宿駅に到着した時であった。

多くの乗客は左側のホームへ降りて行った。

だが、将司は右側のホームへ降りたのだ。

その方が、駅の階段に近かったからであるが、それは、紛れもなくルール違反だった。

突然、将司と肩が触れた60代の年齢と思われる人が、「何で右側から降りるんだ」と怒りを募らせ、彼の頬を平手で殴る。

将司は、咄嗟に反撃して、その老人をホーム上に殴り倒してしまう。

彼は高校生から空手を習っていたので、思わず手が反応してしまったのだ。

彼は、その現場をいて目撃した運転手と乗客たちによって取り押さえられる。

そして結局、彼は新宿駅からパトカーに乗せられ、傷害罪で淀屋警察に連行される。

警察に留置されれた彼は「人生、終わったな」と死を思うのであった。

 

 

 

 

 

 


「人間を信じる力」によって民衆の時代を築く

2024年09月09日 13時30分23秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼宗教離れが進んでいる。

特に若年層の宗教離れば顕著である。

これは宗教が若者の精神的要求・ニースを満たしていないことを物語っているのではないだろうか。

世界が混沌とする時代に会って、青年は<何のために生きるか>という問いを求めている。

▼不幸にあえぐ民衆に、生きる希望と活力を与えることが、宗教の本来の役割である。

生命の尊厳の哲学こそが、仏法である。

多くの人々の苦しみに寄り添い、行動し、共に幸福で安穏な人生を確立し、平和な世界を築くことこそが、釈尊が仏法を弘める最大の目的であった。

▼「生命尊厳」「人間尊敬」を説くの法華経。

その法華経を否定することが、世の中の乱れの根本原因あり、正しい法を社会の支柱として人々の心に打ちたてる以外に、究極の解決策はないと釈尊は確信したのである。

自身の安穏を願うのであれば、まず、自分を取り巻く社会の平穏を祈るべきである。

法華経は、一人の人間の存在の中に尊極な仏の生命を見出す経典である。

「生命の尊厳」を否定する思想は断じて容認しない。

それが、真の寛容と慈悲の精神である。

何を信仰するのかー。それは、「何を根本として大切に尊重するか」

「どのような価値観をもつか」ということだ。

「何のため」という根本目的を確立することだ。

つまり、根底にあるのが、自他共の幸福を願う慈悲である。

そして、その焦点は、一人ひとりの「心の変革」「価値観の転換」である。

まさしく、目指すのは、一個の人間における「人間革命」である。

「人を救い、世を救うことを除いて、宗教の社会的存立の意義はない」ともいえるであろう。

いかなる「価値」を「創造」するのか。

端的にいえば、民衆の安穏と世界平和の実現である。

現実の社会で悩み、苦しんでいる人に<生き抜く力>を与えることだ。

「一人」を大切にし、一対一の対話に徹する。

「対話」は、人間の力の復興の原動力となる。

対話が社会を変え、世界を結び、未来を創るのである。

どこまでも、生命の可能性を開く蘇生の力を確信するのである。

「人間を信じる力」によって民衆の時代を築くのである。

 

 


電気治療とは?

2024年09月09日 09時36分28秒 | 医科・歯科・介護

電気治療器の種類とコリの改善などの効果 - 電気治療を知る①

病気やケガなどでからだの機能が低下した人に対して、動作の回復や痛みの軽減を図る治療法に、理学療法があります。理学療法のうち、電気や超音波、温熱などの物理的刺激を利用して痛みの緩和や機能の回復を図る方法を「物理療法」といいます。電気治療は、物理療法の一つで、人体に電気刺激を与える治療法です。しかし、電気刺激と聞いてもピンとこない人も多いのではないでしょうか? ここでは電気治療はどういうものかを解説していきます。

目次
電気治療とは?
電気治療の種類と効果

電気治療とは?

人間の細胞は、一つ一つが電気を帯びており、通常、細胞内が「−」、細胞外が「+」の電位で安定を保っています。これを分極といいます。そこに何らかの刺激が加わると、細胞外が「−」、細胞内が「+」に変化します。このように私たちのからだには、外部からの電気的な刺激に対して敏感に反応する性質があります。もともと人体に備わっている電気的な性質をうまく活用して、外部から電気を流して、痛みの感覚を和らげようとするのが、電気治療です。
筋肉の緊張による血行不良は、腰回りの痛みや肩こりの大きな原因の一つです。電気治療では、電気の刺激で筋肉をほぐし、血流を促進して、痛みやコリを緩和します。

電気治療の種類と効果

電流を使った治療には、さまざまな種類があります。ここで、代表的なものをご紹介しましょう。

TENS(経皮的電気刺激療法) - コリをほぐす

痛みがある部位や、そこから痛みの信号を中枢に伝える知覚神経に電極を貼り、痛みを感じない程度の電流を流す治療法です。痛みの伝達をブロックして痛みを感じるのを和らげたり、筋肉の緊張をほぐして、痛みやコリを軽減します。低周波治療という場合、一般的にこのTENSを指します。

関連記事
 
低周波治療とは何か?効果・歴史 - 電気治療を知る②

EMS(神経筋電気刺激療法) - 筋力増強

主に筋肉や運動神経への電気刺激により筋収縮を起こすことで、筋力増強や筋委縮の予防、痙縮抑制などを目的に行われる治療法です。医療の現場では、脳血管疾患などで自分の意志では運動するのが困難な人たちのリハビリ治療にも用いられています。

マイクロカレント療法(微弱電流療法) - 怪我や痛みの早期回復

人体に流れている電流を「生体電流」といいます。マイクロカレント療法とは、この生体電流によく似た微弱な電流を使った治療法です。ケガや痛みの早期回復が期待できるとして、スポーツ界でも取り入れられています。

関連記事
 
マイクロカレントとは何か?低周波治療との違い - 電気治療を知る③
マイクロカレントの効果効能と使用例

このように電気治療は痛みの原因や部位、状態に応じて適切に利用される一般的な治療法です。家庭で利用できる電気治療器もありますので、他の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。

参考)
橋口さおり『運動・からだ図解 痛み・鎮痛のしくみ』マイナビ出版
オムロン ヘルスケア『低周波治療とは』
Mindsガイドラインライブラリ『腰痛診療ガイドライン2012』
一般財団法人日本電子治療器学会『電流刺激療法とは』
監修:
京都大学大学院医学研究科 青山朋樹教授

人は強く、賢く、優しく

2024年09月09日 06時53分24秒 | その気になる言葉

人は強く―強い人は生命力が旺盛である。

人は賢く―賢ければ、正しい人生の選択がきるはずだ。

人は優しく―優しさとは、思いやりである。

人の不幸の上の、自分の幸福を築いてはいけない。

全ては豊かな人間性で決まるのである。

その意味で、人生には生きるための明確な指針が不可欠である。

人生には、それなりの、軌道がある。

軌道から外れれば、不幸にもなるし、人生を棒にもするだろう。

人生には、模範となる人生の師匠の存在が必要だ。

 

 


大阪・関西万博協賛 GⅡ 第40回共同通信社杯競輪 出場予定選手一覧

2024年09月09日 04時47分06秒 | 未来予測研究会の掲示板

宇都宮競輪場 9月13日(金)~16日開催(月)

地区 競輪選手名 級班 期
北日本 新山響平 SS 107
北日本 佐藤慎太郎 SS 78
関東 眞杉匠 SS 113
南関東 深谷知広 SS 96
中部 山口拳矢 SS 117
近畿 脇本雄太 SS 94
近畿 古性優作 SS 100
中国 松浦悠士 SS 98
中国 清水裕友 SS 105
北日本 小原佑太 S1 115
北日本 竹内智彦 S1 84
北日本 和田圭 S1 92
北日本 渡部幸訓 S1 89
北日本 山崎芳仁 S1 88
北日本 高橋晋也 S1 115
関東 吉澤純平 S1 101
関東 山岸佳太 S1 107
関東 佐藤礼文 S1 115
関東 横山尚則 S1 100
関東 坂井洋 S1 115
関東 神山拓弥 S1 91
関東 小林泰正 S1 113
関東 佐々木悠葵 S1 115
関東 恩田淳平 S1 100
関東 平原康多 S1 87
関東 武藤龍生 S1 98
関東 森田優弥 S1 113
関東 宿口陽一 S1 91
関東 中田健太 S1 99
関東 菊池岳仁 S1 117
南関東 和田健太郎 S1 87
南関東 岩本俊介 S1 94
南関東 根田空史 S1 94
南関東 鈴木裕 S1 92
南関東 近藤保 S1 95
南関東 郡司浩平 S1 99
南関東 北井佑季 S1 119
南関東 松井宏佑 S1 113
南関東 佐々木眞也 S1 117
南関東 青野将大 S1 117
南関東 岡村潤 S1 86
中部 志田龍星 S1 119
中部 山田諒 S1 113
中部 藤井侑吾 S1 115
中部 笠松信幸 S1 84
中部 浅井康太 S1 90
中部 谷口遼平 S1 103
中部 皿屋豊 S1 111
近畿 寺崎浩平 S1 117
近畿 渡辺十夢 S1 85
近畿 窓場千加頼 S1 100
近畿 山田久徳 S1 93
近畿 村上博幸 S1 86
近畿 南修二 S1 88
近畿 福永大智 S1 113
近畿 岡崎智哉 S1 96
近畿 中井俊亮 S1 103
近畿 山本伸一 S1 101
近畿 三谷竜生 S1 101
近畿 中井太祐 S1 97
近畿 石塚輪太郎 S1 105
中国 太田海也 S1 121
中国 岩津裕介 S1 87
中国 取鳥雄吾 S1 107
中国 大川龍二 S1 91
中国 町田太我 S1 117
中国 桑原大志 S1 80
四国 犬伏湧也 S1 119
四国 小倉竜二 S1 77
四国 島川将貴 S1 109
四国 香川雄介 S1 76
四国 松本貴治 S1 111
四国 佐々木豪 S1 109
四国 渡部哲男 S1 84
九州 北津留翼 S1 90
九州 林大悟 S1 109
九州 山田庸平 S1 94
九州 山田英明 S1 89
九州 荒井崇博 S1 82
九州 山崎賢人 S1 111
九州 井上昌己 S1 86
九州 嘉永泰斗 S1 113
九州 瓜生崇智 S1 109
九州 松岡貴久 S1 90
九州 伊藤旭 S1 117
九州 中川誠一郎 S1 85
九州 阿部将大 S1 117
九州 小岩大介 S1 90
九州 伊藤颯馬 S1 115
北日本 櫻井正孝 S2 100
北日本 窪木一茂 S2 119
北日本 佐藤一伸 S2 94
関東 吉田拓矢 S2 107
関東 金子幸央 S2 101
関東 神山雄一郎 S2 61
関東 末木浩二 S2 109
南関東 山賀雅仁 S2 87
南関東 佐々木龍 S2 109
南関東 東龍之介 S2 96
南関東 大塚玲 S2 89
南関東 渡邉雅也 S2 117
中部 纐纈洸翔 S2 121
近畿 南潤 S2 111
中国 三宅達也 S2 79
四国 石原颯 S2 117
九州 田中誠 S2 89
九州 徳永哲人 S2 100
九州 上野優太 S2 113


現代日本人に思想破壊をもたらしたGHQの焚書と日本人協力者

2024年09月09日 04時07分56秒 | 社会・文化・政治・経済

 戦後、GHQによる言論統制があったことは有名だが、そこに多くの日本人が関わっていたことはあまり知られていない。

かつて持っていた「壮大な視野」を失ってしまった現代日本人。

その元凶であるGHQと日本政府の「焚書密約」の真相について、評論家の西尾幹二氏が迫る。

 * * *
 かつて戦前戦中の日本の中枢を担う指導層は、日本が中心となって世界をどうリードしていくかという壮大な視野と先を見通す力を、現代の人よりはるかに持っていた。

 ところが今、たとえばAIIB(アジアインフラ投資銀行)のように、日本がとうの昔に志向したものまで中国に奪われるようになってしまった。

そうしたことがあらゆる事柄において起こっている。

どうして、日本人は壮大な視野を失ってしまったのか。

 その原因は、戦後、GHQが行ってきた言論統制にあると考える。

特にGHQが当時の日本政府との密約によって行った「焚書」の影響は大きい。

焚書とは流通している書物を没収、廃棄することを意味する。

GHQは自らの思想にそぐわない日本の書物をリスト化して没収し、国民に読ませないようにした。

 私の調べでは、焚書対象となったのは昭和3~20(1928~1945)年に出版された約22万タイトルの刊行物のうち、7769点だった。

a「皇室」「国体」「天皇」「神道」「日本精神」といった標題・テーマの本はもちろん、およそ思想的には問題ないと思われる本も含まれている。

それらは「宣伝用刊行物」、つまりプロパガンダの道具として扱われ、没収の憂き目に遭った。

 東京大学文学部の委員が具体的にどう関与したのかは不明だが、日本人が焚書図書選定に関わったことは確かだ。

仮に日本の知識人の協力がなければ、大量の本から焚書すべきものを選ぶことなどできない。

当時は、公文書に残らない秘密会議として行われた。まさに日本とGHQの密約である。

 この焚書という忌まわしい行為は、昭和23(1948)年7月からは全国展開されるようになり、昭和26(1951)年まで続いた。

 それは、民間の一般家庭や図書館の書物は没収対象にしないものの、書店や出版社からだけでなく、すべての公共ルートから探し出して廃棄する方針で行われた。国民に知られずに秘密裏に焚書を完遂するためである。

 なぜならGHQは、書物の没収は文明社会がやってはならない歴史破壊であることを知っていたからだ。

自由と民主主義を謳うアメリカが、言論の自由を廃する行為を行っていたことが国民に知られれば、占領政策がままならないとの認識があったのである。

 焚書の実行にも多くの日本人が関わった。

最初は警察が本の没収を行い、昭和23年6月からはこの業務は文部省に移管され、その後は文部次官通達によって都道府県知事が責任者となって進められた。

通達は、知事に対して警察と協力して流通している対象書物はことごとく押収し、輸送中のものにまで目を光らせよと厳命した。そして、没収を拒んだ者や没収者に危害を加えようとする者を罰するとしたほど徹底的であった。

 
 

※SAPIO2015年9月号

 

GHQ焚書図書開封1 米占領軍に消された戦前の日本

2024年09月09日 03時10分15秒 | 社会・文化・政治・経済

 

  • GHQ焚書図書開封1 米占領軍に消された戦前の日本 (徳間文庫カレッジ)
西尾幹二 (著)  
 
アメリカが仕掛けた「焚書=歴史書の没収」は日本消滅の時限爆弾だった! 
7000冊以上を抹消させられたことで日本現代史に生じた巨大な空白を問う、著者渾身の歴史検証シリーズ、待望の連続刊行第1弾。
秘密裏に行なわれた帝国図書館館長室と首相官邸での「没収リスト」作成の現場から、アメリカに移送された「焚書」文書の行方、歴史から消された一兵士の従軍記が克明に記録していた侵略戦争の本来の姿など瞠目の真事実を白日にする。【電子書籍版ご購入のお客様へ】焚書図書の旧字体を当時のまま再現する都合上、一部旧字体が検索できない文字になっています。またビューアーによっては一部の旧字体が小さく見える場合がございますが、あらかじめご了承ください。
 
封印されていたGHQによる焚書の事実を明らかにした好評「GHQ焚書図書開封」の第2弾。
ABCD包囲網以外にもオーストラリアが日本にとって危険な存在であったことを明らかにした前作に続き、今回はフランスの野望の存在を指摘。
戦前日本がおかれていた大きな世界史的枠組みが新たに見えてくる力作。日本の現代史に横たわる巨大な空白を埋める画期的な著作。
 
封印されていたGHQによる焚書の事実を明らかにした好評「GHQ焚書図書開封」の第3弾。歩兵一等兵や予科練・少年飛行兵が綴る日常的な戦場での情景や「母への思い」。中国兵が語ったみじめな「日中戦争」最前線。『分隊長の手記』が明かす日本軍部隊内の人情。菊池寛の消された名著『大衆明治史』……。“忘れられた”あの時代を生きた人々の心が鮮やかによみがえる! 日本の現代史に横たわる巨大な空白を埋める画期的な著作第3弾。
 
 
戦前と戦後はひとつながりの歴史であって、決して切り離すことなどできない。GHQ焚書に呪縛された戦後的価値観から脱却し、いまこそ歴史の連続性を取り戻せ。戦前の「国体」論は、戦後の「日本人」論に直結する思想問題だった。「焚書図書」が炙り出す昭和十年代の言論戦。好評シリーズ第4弾。
 
 
昭和23年に戦前・戦中に刊行された書籍のうち実に7000冊以上がGHQの命令で焚書された。
その封印された書籍を紹介し、日本人はなにを考え、戦争へと向かっていったのか、その根本にある戦前の思考を探る好評シリーズ第5弾。
今回は、関心の高い満州、支那、そして知られていないハワイの戦前・戦中について触れた焚書を紹介し、考察する。
当時の写真資料も多く、資料的価値も高い。

GHQ焚書図書開封5 目次
第1章 米国のハワイ侵略第一幕
第2章 立ち尽くす日本、踏みにじる米国
第3章 ハワイ併合に対する日本の抗識
第4章 アメリカのハワイ・フィリピン侵略と満州への野望
第5章 長与善郎「少年満州読本」を読む(1)
第6章 長与善郎「少年満州読本」を読む(2)
第7章 長与善郎「少年満州読本」を読む(3)
第8章 仲小路彰の戦争哲学
第9章 長野朗「日本と支那の諸問題」
 
 著者について
昭和10年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。同大学大学院文学修士。文学博士。
著書に「ヨーロッパの個人主義」「ニーチェとの対話」「人生の価値について」「教育と自由」「わたしの昭和史」「異なる悲劇 日本とドイツ」「歴史を裁く愚かさ」「国民の歴史」「西尾幹二の思想と行動」「沈黙する歴史」「民族への責任」「国家と謝罪」「江戸のダイナミズム」ほか多数。
 
 
 
 
米国は焚書を通して日本人の愛国心を抑えることに成功し、非武装によって言いなりになる下地作りが完了した。
米国の戦犯が明らかになったが、何のために焚書を国会図書館や米国の幾つかの施設に保管したのだろう。
そして、戦犯である以上、永遠に揉み消しても良い所を、何故、何十年も保管した上で、○十年後から公開可能としたのか。
世界は80年おきに大戦争が起きている。
今、戦後78年、そろそろ次の戦争が計画されている。
ロシアウクライナから始まり、イスラエルとパレスチナ。日本は既にウクライナ支援とロシア制裁によって戦争に巻き込まれている。
この情報を解除することで日本国民を目覚めさせ、第三次世界大戦の参加国となる方向へ誘導するために、この時期に解禁されたのではないかと思っている。
国民に浸透できる期間があり、逆に早すぎるとアメリカから独立する動きを取られてしまうため、支配層が第三次世界大戦を行いたいタイミングにちょうどよく公開できるよう、長く秘密情報が保管され続けたのではないだろうか。
いずれにせよ、日本国としての正しい歴史を知った上で、支配層の思うまま戦争に参加しないよう、独立運動をする際にアメリカに絡め取られたり戦争をすることで解決しようという方向に考えないよう、武器利権屋を儲けさせないように、冷静かつ効果的な戦略で独立を果たしたいと願う。
 
 
 
まだ読了しておりませんが、正直驚きました。
GHQが検閲をしていたことは周知の事実ですが、一般人にわからないように東京大学教授牧野英一・尾高邦雄・金子武蔵を中心に「焚書」する本を選別していたとは。
どんなモチベーションでこの「仕事」に臨んだのか知りたいところですがかないませんね。日本学会の左翼傾向はこのようにして進んでいったのですね。
 
 
 
 
「焚書」とは、ウディペキアによれば、
「焚書(ふんしょ、英: book burning)は、書物を焼却する行為。通常は、支配者や政府などによる組織的で大規模なものを指す。言論統制、検閲、禁書などの一種でもあり、特定の思想、学問、宗教等を排斥する場合、逆に特定の思想等以外を全て排斥する場合がある。現代では書物の他、レコード、写真、磁気テープ、ディスクメディアなどの情報格納メディアも対象に含まれる場合がある。有名な例には秦の焚書坑儒やナチス・ドイツの焚書などがある。」と記されている。

人類が幾多の戦いと犠牲のもとに勝ち取ったといわれる『普遍的価値』、すなわち、「言論の自由」「思想・信条・宗教の自由」「学問の自由」「出版の自由」といった基本的人権が、日本では昭和二十一年三月から連合国占領軍GHQの指令によって秘密裏に「宣伝用刊行物没収」という名に変えて「焚書」が行われ、踏みにじられていた。しかも、それに当時日本を代表する知識人・大学人が積極的に関わっていた、ことを突き止め研究した成果をまとめたのが本書だ。

協力者として明らかになっているのは、尾高邦雄、金子武蔵、牧野英一であるというが、東京大学文学部が大きな役割を果たしている、と指摘もしている。
GHQは、この「焚書」とは別に「検閲」も行っている。これは江藤淳著「閉ざされた言論空間~占領軍の検閲と戦後日本」で明らかにされた。
焚書と検閲をして日本人の精神活動を歪めながら、一方で、『国民主権』『平和主義』『基本的人権の尊重』を三大原則とする「日本国憲法」なるものを考案していた。これは、明らかに矛盾した行為であり欺瞞のなにものでもない。この事実が現代の日本人がどれだけ知っているのか、知らされているのか、残念ながら教育機関もマスコミも一切取り上げない。
このような状況下で西尾先生が研究し本書を上奏した意義は極めて大きいと思う。この事実を多くの人に知ってもらいたい。左右のイデオロギーではなく、今全世界を襲っている「武漢ウイルス」禍を契機に変わらざるを得ないカオスが予想される中、この事実をもう一度検証する必要があるのではないか。

欧米社会が拠って立つ根本原理ともいうべきこの『普遍的価値』を守る戦い、『普遍的価値』を守り実現する政治体制である『民主主義』とファシズム=全体主義の戦いともいわれてきた第二次世界大戦の勝者が行うべきことなのだろうか。たとえ、日本の軍国主義のもととなった考え方やそれを著した書物であったとしても「焚書」とすることが正しい行為なのかどうか、もう一度問質すべきだろう。また、その研究をしなければ「なぜ日本が戦争を起こしたか」という歴史への回答も得られないのではないか。また、西欧では、ナチス・ドイツの全体主義対イギリス・ソ連等の連合国の戦い、アジアでは、日本の『軍国主義』と米国の『民主主義』と単純図式かしてとらえられているが、はたしてそれは真実であったのだろうか、著書を読みあらためて疑問がわいてきた。

今日においても、「人権」とか「民主主義」とか「立憲主義」とか声高に叫ぶ大学の教育研究機関やマスコミでは一切取り上げられないのにも疑問を呈さらざるをえない。
 
 
情報戦という視点からアプローチする。
アメリカによる事実上の日本支配は、今も隠れて続いている。
それは、公職追放の後釜となった人々即ち敗戦利得者と言っても差し支えないだろう人たちにより続いているのだ。
アメリカによる占領政策は、直接的でなく恐怖による支配という巧妙な政策であった。
物言わぬ大多数の人々は、不服従という形で抵抗したが敗戦利得者の一団は代理人として行動したのであった。
それは、表面上は日本人の面をしていてるがアメリカの占領政策の忠実な実行者であった。
現在の於いても、政・財・官・学会等に潜んでいる。特に、教育・司法・各種審議会は直接的影響を及ぼすので要注意である。
このような眼で見れば裏の真実が見えてくる。
この人たちを、アメリカンロビイストと呼称したとしても何ら間違いはないであろう。70年経過したので本人にその自覚が全く無い人が居るかも知れない。

アメリカは、歴史の抹殺、文明の殲滅・愛国心を破壊するため焚書を行った。
その実行部隊は当然乍ら、東大を頂点とする一群であった。新聞社は、いつでも君子豹変する。
日本の文系は、徒弟制度のようなものであり頂点に立つ親方に犯行出来ない。こうして続々、量産されるのである。
彼らの行為はは、国民に対する裏切りであるが表面に顕われ難いないため見過ごされている。なので、知識人として今も振る舞っている。
「自虐史観」と云う概念が認知されたのは好ましいことである。

アメリカは、対日牽制のため中・韓・北を利用する。
こうして、役に立つ馬鹿である支離滅裂な左翼との奇妙なコラボが成立する。

一縷の望みは、ネット時代の興隆、それと裏腹の紙のマスメディアの沈下及びTVの地盤沈下であろう。
個同士がダイレクトに結び付き、代理の役割りが不要となりつつある。
その時初めて、敗戦後アメリカの対日占領政策が明るみに出されるだろう。
裏書に戦後、米占領軍によって戦前・戦中の本が焚書されただけで7700に及ぶタイトルの本が秘密裏に全国から消されたとある。
このシリーズは西尾先生の畢生の労作である。
そして、次の世代の若い知性が「研究」まで発展させるのを期待されている。
 
 
 
ウィキの英語版で大東亜共栄圏など調べると、よくもまあ同罪だと言わんばかりに米国主観の言いたい放題の事が書かれています。この本まで読んで判ったのは、当時の日本人の多くのスペシャリスト達は侵略の不味さだけでなく併合の不味さも知識としてよく判っていた事です。

まずはGHQシリーズの1から読んでそれ以前の国の植民地政策の不味さから学び、ハワイでのアメリカのやり方を学ばねば大東亜での日本の国の政策は到底非難できるものではないとつくづく思いました。

アメリカ人に変なこと言われたら、いい加減なこと言うなと、自信を持ってそう言い返してやれば良いんだなとたいへん勉強になりました。

また、何故日本人があそこまでハワイに対して慕情を抱き続けてきたのかが、ハワイの悲史や日本の皇族との関わりからもよく理解できました。カラカウア王のやり方は、告げ口外交ではなく奥床しいものだったのに、受け入れる事ができなかったのとその後の歴史が予測できなかったのは非常に残念な話です。日韓併合の話と並行して考えて観るとまた面白いなと。

また何故、黒龍会がエチオピア皇帝と日本の華族との婚姻をアレンジしようとしたのかも、スルスルと紐解けました。

今のスターウォーズのローグワンと言う新作を観れば分かりますが、歴史修正主義とホワイトギルドの賜物と言わんばかりの嫌らしく汚らわしい賜物です。

帝国軍をイギリス人とオーストラリア人俳優をつかい白豪主義かの様な印象操作。反乱軍は何人かのアメリカ人やイギリス白人以外は多くのイスラム系やアジア人や黒人などマイノリティで構成され、指導者の女性はまるでフォークシンガーの様な真っ白な白人女性ですが、出身を調べるとアイルランド。つまりケルト人なんです。

一番酷かったのは、仏教迫害してきた毛沢東主義の中国人に座頭市のモノマネをさせているところでした。ただのポリティカル・コレクトネスの左翼映画。なんと言うか座頭市は子供の頃、下品で嫌だなと思っていましたが、あのスターウォーズの中国人役者の演技を観てそうじゃないと痛感させられました。日本食屋に行って寿司を握っているのが、休憩時間にタバコを吸って投げ捨てているような中国人ですごく不潔に感じてしまうあの感覚とそっくりでした。

タイトルも直訳すると軍閥ワンと言う感じにすら聞こえます。

三船敏郎がオファーを蹴ったのは正解だなと。あの映画の様な戦い方を本当にしたのは日本人だから日本人なら役者を出演させられなかったんだろうなと思いました。

まさしく、おっしゃられる通り、アメリカは日本人から欧米の侵略史とあの時代の中国の実態、また当時の日本人の記憶をことごとく闇にふそうとしたんだなと。

そもそも、千葉真一のモノマネをして日本人役で出てきたブルース・リーからが最初で、勝手に自分達で作った日本も含むアジアの話を総合主義的に当てはめ、信じろ!と言わんばかりの事ばかりやっています。アジアン・アメリカンという胡散臭い人種は、みんな左向け左。
 
 

ハワイのカラカウア王は1881年日本を訪問して日本の皇室との婚姻を明治天皇に要請している。 
米国のハワイ併合の野心を見抜いていたカラカウア王は白人よりもポリネシア人に近い日本との併合を願っていたという。 
日本政府はこの千歳一遇のチャンスを逃している。
 欧米諸国が太平洋の島々を植民地にしようと血眼になっているときにこの縁談を断っている。 明治政府に的確な国際情勢判断ができなかったのか。
 この時ハワイを併合しておれば太平洋戦争は異なった展開となったはずである。 
ハワイは沖縄と同じく太平洋の戦略上の重要なコーナーストーンである。 オーストラリアからの移民要請も日本は断っている。 貧しい欧米が豊かになったのはアジア、アフリカへの侵略とその資源簒奪によるものである。 
明治政府も英国を見習って海外領土拡大に邁進できなかったのか。 
移民を送りその保護を名目に軍隊を送るのが帝国主義の常套手段である。 千島樺太交換条約でも樺太を取って置けば日本の資源戦略は大きく変貌していたであろう。 歴史にイフはないが返す返す残念な外交の敗北だったといえる。