音楽には生命の「全体」に直接、訴える力がある

2024年06月19日 11時38分09秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼世界平和の実現のために、社会を支える人間の思考、生き方そのものを根源的な変革が必要である。

▼人間自身の変革。

▼「音楽を通した<平和の大使>になってください」との励まし。

音楽家として<自分がどう生きるべきかなのか>を教えていただいた。

これが私の人生の指針となった。(ブラジルの世界的音楽家のアマラウ・ビエイラさん)

▼真実の世界平和の基盤となるのは、民族や国家、イデオロギーを超えた、人間と人間の交流による相互理解である。

そのために必要なのは、芸術、文化の交流ではないだろうか。

▼21世紀になってもなお、いまだ世界の各地で争いが続いている。

とても悲しいことだ。

今こそ、「平和のための音楽」が必要だ。

▼一流の音楽を民衆の手に。

▼音楽はハーモニー、つまり調和を重視してきた。

それは、不協和音が騒々しい「衝突」の世界を、生命が希求してやまない「調和」の世界へ転換させていく力が、音楽にあることを示しているのではないでしょうか。

人間は音楽を通して、心の機微を感じることができます。

演奏や合唱の場面を思い出せば、よく理解できるでしょう。

心の機微に触れるとは、相手を気遣う、相手の立場になって考えることにとどまりません。

相手に思いをはせることです。

一人一人の善性が響き合うからこそ、世の中に「ハーモニー」が生まれます。

その善性を引き出す最も有力なツールこそ「音楽」なのです。

音楽家は音楽に自身の生命を投影させます。

ですから、人々に良い影響を与えるために、まず音楽家が自らの人格を磨かなければならないと感じています。

▼音楽には生命の「全体」に直接、訴える力があります。

よき音楽は、人間性の奥底を揺さぶり、人間の善性を聞き出すものです。

▼音楽はある意味、医療に似ています。

音楽は人々を高める場合もあれば、エネルギ―を奪う場合もあります。

聴き手は、無批判に吸収すのではなく、自身を高める音楽を取るべきであり、音楽家も人々を高める音楽を純粋に模索すべきです。

音楽や芸術を通して、一人一人が自らを高めながら、周囲と調和する道を求め続ければ、きっと誰もが尊重し合える社会を築くことができるのではないでしょうか。(ブラジルの世界的音楽家のアマラウ・ビエイラさんの言葉)

 

 

 

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