輪子の競輪日記 第34回共同通信社杯

2018年09月17日 23時49分48秒 | 未来予測研究会の掲示板
古河の宗像さん。
輪子が心惹かれている男性の一人。
彼の周りに人が寄って来る。
不思議な魅力を秘めた男の一人。
角刈り頭なのに、温和な風貌。
常に誰に対しても笑顔を湛え、常に口調が優しい。
いわゆる茨城弁は口調が攻撃的。
「接客業には向いていない県民性」とまで言う人も。
でも、根は優しいはず。
輪子は茨城生まれで、ずっと県内で育ってきたので茨城男性には好意的。
「輪子さん、今日はどうですか?」宗像さんは声をかけてから、時にはヒントになることを言う。
競輪通、つまり記憶がいい人。
「初日、4着の平原は例外ではないですか?決勝戦は、終わってみれば平原、そんなレースになるのではないですかね」と言う。
輪子は、絶好調の山崎選手のラインから車券を買っていたので、「ええ、そうなの?!」と競輪専門紙の「赤競」に目を転じた。
予想の1着信頼度40%が気になったけれど、輪子は
9-3、9-7、9-1、7-2、7-3、7-1の予想に乗って車券を買っていた。
「宗像さんのヒラメキに乗るもいいかな」と思って、7番平原選手から総流しと思った。
8点で800円。
500円で総流しなら4000円。
10レースが的中で、輪子は1万9900円を払い戻した。
7番の平原流しの2車単と思ったのに、「待てよ。浅井選手もありでは」と思い直して、1番浅井選手からの総流し、300円。
2400円の車券を追加。
でも、輪子の頭の角には、宗像さんのつぶやきが残っていた。

結果は
高知競輪場 第34回共同通信社杯 決勝戦
2車単 7-4 4960円(19人気)
3連単 7-4-1 2万4560円(93人気)

1着 7番 平原 康多(36歳 87期 埼玉)
2着 4番 清水 裕友(23歳105期 山口)
3着1番 浅井 康太 (34歳90期 三重 )

期待の3-9ライン
9番 山田 英明6着(35歳89期 佐賀)
3番 山崎 賢人4着(25歳111期 長崎) 

 










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輪子の競輪日記 

2018年09月17日 11時47分52秒 | 未来予測研究会の掲示板
過去から学べない者は、過ちを繰り返す-米国哲学者のジョージ・サンタヤーナ

輪子は「なっとく!」と受け止めた。
競輪ファンたちは、あけすけに、自身の過去の失敗を語るもの。
「俺は家の一軒分なくしたな」
「王子の武さんは、駅前のビル一棟分」
「田畑も家も失った。取手の寅さん」
聞けば聞くほど愚かな方々。
「娘に通帳見られないように、この間に通帳捨てた」という60代の菊江さんは旦那さんを亡くしてから、競輪通いとなったそうだ。
「思えば、競輪選手たちも、過去に学んでいないな」と輪子は玉恵さんに言う。
「何のこと?」白髪頭を染めない玉恵さんは、輪子を見つめ目を丸くした。
山崎賢人選手(111期、長崎25歳)は大型新人というのだろうか、競輪界に衝撃を与え続けている。
第34回共同通信社杯の10レスの準決勝戦で輪子は、山崎選手を軽視して2着にして買っていた。
1-9で買っていたら、9-1となる。
よくあることで、「また、失敗」と菊江さんに外れ車券を見せる。
菊江さんは、3番の武田豊樹から買っていた。
山崎選手の踏み出しの加速に、追走する1番山田英明選手も一端は離れたが、それでも追い込み離された2着に。
格上で、変幻自在戦法の古性優作選手(100期大阪27歳)は7着の惨敗。
2次予選は「僕の読み違い。判断ミスで(三谷)竜生さんに迷惑をかけた。もう失敗はできない」と前日コメントしていたのに・・・
三谷選手は今年2度のGⅠ優勝を飾っていて、一番人気となっていたのに、古生選手が捲り不発で6着に沈む。
一方、古生選手が4着で準決勝戦へ。

9-1-2のラインで決まる。
2車単9-1 780円(2人気)
3連単9-1-2 2420円(4人気)

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将棋の狭き門

2018年09月17日 10時54分34秒 | 社会・文化・政治・経済
プロの世界は実に狭き門である。
例えば、将棋の世界は、現役棋士163人。
将棋界で4段以上がプロ。
奨励会に入るのも狭き門。
三段リーグの死闘を勝ち抜けるのは毎年4人程度。
しかも、年齢制限があり、26歳で「奨励会退会」という過酷なおきてがあるのだ。
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感動したことなのに・・・

2018年09月17日 05時39分57秒 | 日記・断片
昨日は、支部の会合が午前9時から、八重洲地区の会合が午後1時から開かれた。
つくば市の話などがあり、当方は日立市での友好活動について話す。
これは議題(地域友好活動報告)になく、会合が終わってからお茶会の時に付け足すように当方が話す。
12人が参加した。
二人が遅れてきた。
午前10時30分からの会合もあり、お茶会は早く終わる。
いつもの串団子、梨、スイカ(黄色い)、ブドウ巨峰などをいただく。
赤峰さんから焼酎(音楽仕込み)「田苑」をいただく。
金ラベル25度。
「もらいものだけど、飲まないので、どうぞ」と言うが、赤峰さんも飲むはず。
「日本酒は飲まない、ビールが好きだ」と言っていたが。
気遣い、皆さんが帰ったあとのことで、そっと渡される。
その好意がありがたい。
なお、地区の会合は、中田宅。
御主人はゴルフで、21日の午後6時の方に参加すると奥さんが言う。
「月に4回もゴルフに行くこともあるので、お金がかかるのよ」と奥さんがぼやいていた。
好きなことを楽しめる余裕があるのは、いいことではないか。
病気で入院する人、介護施設に入っている人も増えている。
あるいは、70歳を過ぎても働ける場がある人も。
肝心な新聞の切り抜きを忘れ、話すべきことが曖昧となる。
感動したことなのに、記憶が薄らいでいた。
物忘れは、いつものことで、反省!
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徹の遅れた青春

2018年09月17日 03時37分58秒 | 創作欄
「浪江を誘惑しないでね。わたしの片腕で、とても大切な人なのだから・・・」
徹は、崇拝する国府田麻耶から釘を刺された。
それがとても心外であった。
徹は麻耶を密かに恋していたのだから、その言葉に複雑な気持ちとなる。
浪江はとびきりの美人であり、性格は控えめ、日本女性の美的要素を湛える魅惑的な女性であったが、麻耶の人間的魅力に比べると少し見劣りがした。
麻耶には、何よりも大物感が漂っていた。
徹は麻耶に理想的な女性のリーダー像を重ね、その活躍に期待していた。
でも、不思議なもので、徹の心は段々と浪江に傾斜していく。
そして、追えば逃げるという例えが現実のものとなる。
麻耶はやがて結婚し、浪江は完全に仕事人間のようにっていく。
麻耶も浪江も何か、徹にとっては手が置かないような高嶺の人となってゆく。


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