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人間を考えさせる北欧映画

2016年11月19日 22時19分44秒 | 社会・文化・政治・経済
「人間とはなにか?」を“考えさせる”作品が多い北欧映画―。
フィンランドの監督クラウス・ハロの「こころの剣士」は、どんな困難に思える逆境にもくじけない“剣士の心”で、人生を切り開くことを子どもたちに教えようとした、あるフェンシング選手の実話。

スウェーデンのハンネス・ホルム監督作「幸せなひとりぼっち」は、世界的ベストセラーの映画化。
59歳のオーヴェは人生のどん底。
最愛の妻を亡くし、43年間も真面目に働いた会社は突然リストラ。
共同住宅では正義感ゆえの頑固さで厄介者扱いされる。
思いあまって自殺を図っても、向かいに越してきた若い移民一家の大騒ぎに邪魔されて・・・。
迷惑なお隣さんと嫌々関わるうち、オーヴェの人生はなんだか輝き始める。
ホルム監督がインタビューで語った言葉が心に染みた。
「私にとって“幸せ”とは、どんなサプライズにも対応できるバランス力があること。
(人生は)長く静かな川もいいけど、滝があってもいいよね」
映画ライター・増沢京子さん

なかんずく-就中

2016年11月19日 21時45分14秒 | 社会・文化・政治・経済
「中につく」
なかでも、とりわけ、とくにの意味である。
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世界の平和と友好を実現していくための方法は?
具体的には?
抽象的な話や単なる言葉ではなく、平和のために実際何をしてきたのか?
「核兵器の廃絶」「軍縮の推進」「文化交流」「教育交流」「民衆間の交流」
つまり、現実に行動できる身近なことから着手してきた。
小さな一滴であっても、やがて大河となり、大海に通じる。
千里の道も一歩から。
まず踏み出すことだ。
動かなければ何も進まない。
希望の未来は、待っていては来ない。
自ら勇気をもって歩みを開始することだ。

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2016年11月19日 11時29分15秒 | 社会・文化・政治・経済
★波瀾に満ちた人生は少なくないが、その起伏を密度に変えて生きた人は多くない。
ウズベキスタンの発掘現場で94歳の生涯を閉じた老成の考古学者・加藤九祚(きゅうぞう)はその稀有な人生を完結させた。
山口県宇部で吉田松陰の「留魂録」に惹かれた青春時代を送ったあと兵役に従事、戦後シベリアで俘虜として4年8か月を過ごし帰国、模索の時期がはじまるが、そのひとこまひとこまをつぎへの展開への糧に変える強靭さが加藤九祚の天性であった。
逆境のシベリアで学んだロシア語が加藤九祚の生涯処世の武器となる。
上智大学のキリスト教学者小林珍雄(よしお)に紹介され編集者として入社した平凡社が大きな転機となった。
そこは勉学の場であると同時にさなざまな人との出会いにの場でもあったからだ。
そして最初の著作「シベリアの歴史」(1963年)が世に出た。
シベリアは加藤九祚にとって消し去ることのできない母斑(ぼはん)のようなものであった。
終生の著作20冊のうち私がもっとも好きなのは「天の蛇---ニコライ・ネフスキーの生涯 」である。
和光大学名誉教授・前田耕作さん

★ ニコライ・ネフスキー

ニコライ・ネフスキー(Nikolai Aleksandrovich Nevsky, ロシア語 : Николай Александрович Невский, 1892年3月1日(ロシア暦:2月18日) - 1937年11月24日) は、ロシア・ソ連の東洋言語学者・東洋学者・民俗学者。夫人は日本人。

ニコライ・A・ネフスキーは宮古島の方言と、宮古島の民俗学的研究を行い宮古島の大切な言葉と島民の文化資産を後世に伝えてくれました。
加藤 九祚の完本 天の蛇---ニコライ・ネフスキーの生涯

ニコライ・A・ネフスキー(1892-1937)は、ロシア・ソ連の東洋言語学者・東洋学者・民俗学者。ペテルブルク大学東洋学部中国・日本学科卒業後の1915年に官費留学生として来日してから、2015年がちょうど100年目に当たる。