「人間とはなにか?」を“考えさせる”作品が多い北欧映画―。
フィンランドの監督クラウス・ハロの「こころの剣士」は、どんな困難に思える逆境にもくじけない“剣士の心”で、人生を切り開くことを子どもたちに教えようとした、あるフェンシング選手の実話。
スウェーデンのハンネス・ホルム監督作「幸せなひとりぼっち」は、世界的ベストセラーの映画化。
59歳のオーヴェは人生のどん底。
最愛の妻を亡くし、43年間も真面目に働いた会社は突然リストラ。
共同住宅では正義感ゆえの頑固さで厄介者扱いされる。
思いあまって自殺を図っても、向かいに越してきた若い移民一家の大騒ぎに邪魔されて・・・。
迷惑なお隣さんと嫌々関わるうち、オーヴェの人生はなんだか輝き始める。
ホルム監督がインタビューで語った言葉が心に染みた。
「私にとって“幸せ”とは、どんなサプライズにも対応できるバランス力があること。
(人生は)長く静かな川もいいけど、滝があってもいいよね」
映画ライター・増沢京子さん
フィンランドの監督クラウス・ハロの「こころの剣士」は、どんな困難に思える逆境にもくじけない“剣士の心”で、人生を切り開くことを子どもたちに教えようとした、あるフェンシング選手の実話。
スウェーデンのハンネス・ホルム監督作「幸せなひとりぼっち」は、世界的ベストセラーの映画化。
59歳のオーヴェは人生のどん底。
最愛の妻を亡くし、43年間も真面目に働いた会社は突然リストラ。
共同住宅では正義感ゆえの頑固さで厄介者扱いされる。
思いあまって自殺を図っても、向かいに越してきた若い移民一家の大騒ぎに邪魔されて・・・。
迷惑なお隣さんと嫌々関わるうち、オーヴェの人生はなんだか輝き始める。
ホルム監督がインタビューで語った言葉が心に染みた。
「私にとって“幸せ”とは、どんなサプライズにも対応できるバランス力があること。
(人生は)長く静かな川もいいけど、滝があってもいいよね」
映画ライター・増沢京子さん