赤ちゃんに還る

昨日は、地元の小学校と中学校を卒業した同学年の卒業生で構成する「香友会」の新年会であった。
この会は、年に３，４回集まり交友をはかり、基本的には地域社会の発展の協力を陰ながら支援する任意組織です。
メンバーは殆どが地元で開業している者が多いが、中にはわざわざ広島から駆けつけてくる熱心な会員もいる。
このメンバー達が、今年「還暦」を迎える。
サラリーマンや公務員の連中はそろそろ定年を迎え、第二の人生を迎えるものも少なくない。
しかし、中には医院を営む仲間は、事業の発展形態としてケアハウスというか、シニアホームというかこれからますます必要とされる施設を造る為に多額の借金をして建築に入るという豪の者もいる。

片や引退、片や引退どころかますますの事業拡大。素晴らしい意欲を持った者もいる、まさに尊敬に値する。

彼が持つ広く大きな心の余裕はいつも勉強になる、目指すなら彼のような人生を目指したい！！

新年会に先駆け、地元の「香椎宮」で還暦祈願のお払いを受けさせていただいた。
日頃は本殿前で「二礼　二拍手　一礼」で簡単に済ませるが、久し振りの厳かな儀式であった。
還暦を祝って、赤いチャンチャンコを着るのは赤ちゃんに戻って、新たな自覚を持って人生に踏み出す、というようなことを聞いた。
昨年度は、確かにそのまま死んでもおかしくないような大病に見舞われ、人生について真剣に考えた。
誰でも人生にリミットがあるのは当然だ。それが長いか短いかは神のみが知る。
しかし今は生かされているという幸せが、これからの人生に大いなる希望をもたらしてくれている。

何もしない人生ならば、座して死んだほうが良い。
生かしていただける人生ならば、力いっぱい人生を楽しみたい。
仕事、遊び、趣味、なんでも良い、がむしゃらに生きてみたい。
赤ちゃんに還るからこそ、そんな意欲が湧いてきた、、、、。

そろそろ、陣痛が始まります。、、、ポンッ　　　"オギャア"　　ほなら



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