残念だ、本当にそう思う。
子供の頃、家には一台のテレビしかなく、テレビの中の世界が子供たちの世界と重なっていた時代があった。学校で仲間内で共有される情報の大部分をテレビが提供していた。その中でドリフターズの志村けんは間違いなく子供たちの中にいた。まぁ、今の自分くらいの世代、50代のガキンチョ時代はそうだったと思う。
と、まぁ、昨日は一日で500キロ走ったわけだけど、朝の4時起き5時ごろ出発、福岡県から熊本阿蘇地方を抜けて高森町までいきなり運転だ。ちなみに宮崎県との境くらいのところ。ほぼ、南九州。
娘がなぜここに来たかったのかはよくわからないけど、神社巡りは父も望むところの趣味だから苦労はするけど苦痛じゃない。母親はめんどくさそうだったが。
来てみたい理由がこの参道下り宮らしい。
鳥居から参道が下ってる。たしかに珍しい。父もテンション上がってしまう。
まぁ、降りてみると普通の神社。拝殿じゃなく本殿の方の木鼻?だったっけ、の装飾。なんか足とベロがかわゆい。
んで、またもや娘が同じ町内だから近いはず、と出してきた神社がこれ、
一応、「あ」と「ん」の口をしてるから狛犬なんだろうが、世界の始まりと終わりを表してるにしてはキュートすぎる。
そして参道は・・・ああ、坂だ。
やっと見えてくる拝殿。
拝殿の後ろには本殿だけど、その上に見える洞穴がご神体で、そこまで上がれるらしい。
で、こんなところを上って登って
と、ご神体。
小山登り状態で、早起き昨日も仕事ご老体には感動で胸にくるし、ちょっと膝にもくる。
縁起によると神社自体は室町くらいにできたのだが、かなり古い信仰の場所だったらしい。なんとなくわかる気がする。
阿蘇から宮崎県の延岡に抜けるつもりだったから、途中、ついでに天岩戸神社にも寄ってみる。
天気も良くて人もあまりいない。天岩戸はずいぶん前に見たことがあるから、今回はパス。ついでのついでに高千穂狭も見ようかと行ってはみたものの、こっちは人が多くて断念。駐車場が満杯だった。まぁ、いままで数回来てるから。
その後、延岡で昼ごはん。チキン南蛮って宮崎発祥。発祥って昔きいたファミレスで食べる。結構ひとは多かった。発祥ってタイプすると最近の話題のせいで発症って出てしまう。
んで、そこから大分県を通って帰ってきたんだけど、時間も余裕だったから下の道を大分市まで。
大昔、波乗りしてた頃に月一くらいで通ってた三国峠方面、途中にあるトトロってところのトトロの森に寄ってみる。
なんか増えてる。最初は正体不明な人が一番下の画像、猫バスの絵を置いていったのが話題になったんだっけ。かれこれ二十年くらいは経ってる。
そのころ波乗りで二週間おきくらいに片道5時間くらいかけて延岡の南、日向市まで出かけてた。いやぁ30代前半だったからできた芸当だな。
で、帰り着いたのは夕方。まだ明るいうちだ。
あのころに比べて、高速道路も随分と長くなって、いざとなったら延岡から高速下りずに帰れるから昔の半分の時間で帰り着ける計算だ。
もっと昔、二十代の頃は別府市まで温泉に入りに行くにも片道三時間で、温泉入って疲れて帰ってきた。まぁ、四半世紀経てば便利になるもんだ。
三国峠を降りてきたくらいのところにある何かわからない像。小高い山の上にある。
調べたら昔ばなしで出てくる姫の像らしい。二十数年来の謎が解けた。