錫 杖 流

我流を貫く自由人です。

礼文島ドライブ

2019-06-15 | 北海道フェリー旅

 

稚内港から約2時間。フェリーは程よく揺れて少し眠ることができました。

フェリーの甲板から見える利尻岳が徐々に大きくなっていきました。

日本100名山を目指して利尻岳に登ったのは17年前の6月8日

あの時は、利尻の山頂から平たい礼文島を見ました。

礼文島は花で有名になっていたが花に興味が無かったので印象が浅い。

今では花の100名山に登って見たいと思うくらいに花好きになってしまった。

年齢と共に思考も変化していきます。

takayanさんと出会っていなかったら

こんなに花好きになることもなかったでしょう。

 

季節はレブンアツモリソウの花期とウニ漁解禁と重なりお客さんがとても多かったです。

礼文島香深港には8時15分定刻に着岸しました。

 宿にチェックし、レンタカーを借りて島内観光スタート。

町の至るとこるにオダマキの花が目につきます。

オダマキの威勢は強く

アスファルトから花を出す「ど根性オダマキ」もありました。

海抜0メートルから高山帯の植物が見られる礼文島

素直に素晴らしいなあと思いました。

 

 この日の天候は夕方から下り坂。利尻岳にかかる薄い笠雲がそれを示していました。

団体バスさんが北面に向かったのを確認し、私たちは島の南に位置する映画「北のカナリアたち」のロケの為に作った施設「麗端小学校」を訪問。

 

 

 

 

 

 

 

この地にはライブカメラもありますよ

 

私も小学生時代は檜の校舎で学びました。

体育館もなく木製の講堂と呼ばれる建物でした。

温もりのある校舎が懐かしく思われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に高山植物の宝庫

桃岩展望の丘に向かいました。

 

花期には少し早かったようですが、早咲きの花が見られました。 

 

 

早咲きのレブンソウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桃岩展望台に立つと海風が吹き抜けてとても寒かったです。

ハワイオアフ島の「ヌアヌパリ」を連想しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地蔵岩

 

前半は島の南側を巡りました。

島唯一のコンビニセイコーマートで軽食(私はカレー丼)をとって

北側に向かいました。

 

車窓からは、セリ科の多年草「シャク」の白い花が道沿いにいっぱい咲いていて

この季節の花として印象に残りました。

 

 

礼文島の旅は 

続きます。

 


宗谷岬の日の出

2019-06-14 | 北海道フェリー旅

今日からtakayanさんご夫妻と巡りました初夏の北海道旅をアップします。

旅程は、6/1の深夜〜11深夜の10日間、ちょうど240時間です。

この間、フェリーでの移動時間は合計約48時間 

ちょうど20%がフェリー時間となります。

旅の柱は、「ゆったりフェリーでの語らい」・「唯一無二のプランニング」・「レブンアツモリソウ」・「水平線から見ることの出来る天の川」「大雪山系の大自然」です。

 

 6/2(日) 20時30分 苫小牧港に到着。一路北へ北へ車を進めました。

  日付は留萌市を越えた辺りで6/3になりました。

手塩町を過ぎた辺りから東の空が白んできました。

 

3時47分

北緯45度31分21秒

宗谷岬で日の出を迎えました。

 

茨城県出身の間宮林蔵さんが立っておられます。

 

干潮の海岸は赤く染まり始めました。

 

 

岬には長野県ナンバーの車が1台

女学生2人旅でした。

 

 

 

 

 

当初、日の出時間には間に合わないと思っていたので旅の初めからラッキーな絶景に出会いました。

オホーツク海から昇る日の出

実に素晴らしかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西浜展望台から利尻岳を眺めました。

 

 

6時20分発のフェリーに乗船

礼文島に向かいます。

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 


立山下山・北海道の旅プロローグ

2019-06-13 | 立山・劔

5/25(土)いよいよ立山を去ります。

雷鳥平のテント場には数張りのテントがありました。

立山影が山に吸収していく様を見ながら雷鳥平からの最後の急登を詰めて雷鳥荘・みくりが池温泉通過

バスターミナルには7時30分に到着 8時の始発バスに乗れました。

 下山してから大辻山に登る予定をしていたのですが、2日間滞在で日焼けした疲労が結構あり大辻山は諦めてもう一度軽みでとんがり山に登りました。

 

室生からの風景で立山紀行を終わります。

 次は6月中旬に北アルプスに入山します。

 

 

雷鳥坂の最上部に立つ御前小舎

 

 

残雪期の立山三山 

特に朝焼けの劔の姿が

最高でした。

 

登山日:5/24〜25  

 

 

昨日は、北海道の旅から帰りいつもの山で汗をかきました。

5月の後半に登ってから2週間ぶり

森は新緑から深緑に季節を進めていました。

山肌に浮かぶヤマボウシの白い花は羊の様にも見えました。

しばらく山に通って汗かいてアルプスに備えたいと思っています。

 

 

 

 

北海道の旅 プロローグ

利尻岳 海抜ゼロメートルから見ることができる天の川

 


モルゲンロート剱岳

2019-06-10 | 立山・劔

後立山連邦の向こうから今日と言う新しい光が黒部の山間に差し込むようにして剱岳を染めて行きました。

アルプスの朝の光は嘘が無い。

混じりっけの無い光 本当の光が届く

 いつもアルプスで迎えるご来光で思うのは同じ。

空気が澄み切ってるから混じりっけの無い光線が届く

 本当の光だからこそ自然と共鳴して美しく辺りを染めていくのだと・・

 人生にもたくさんの光が届く  いろんな光と言ってもいいだろう

時には、晴れない雨の日も どんより空の日もある

 

人生では混じりっけの無い本当に温かい光なんてそう滅多に無いもんだ。

 山で迎える朝陽を眺めていつも思う事です。

 

 

 

 

 

キレットの奥に雨飾山

 

 

 

白馬岳

 

 

 

 

白馬三山

 

 

 

 

 

 

 

 

薬師様

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山に出会えて本当に良かったです。

 

 

 本日の北海道紀行予定

積丹半島・ニセコ周辺の初夏を眺め苫小牧発の深夜フェリーに乗船します。

 


夜明けのシグナル

2019-06-09 | 立山・劔

劔御前小舎の夜は、山風の音が鎮まって行くのを体感しました。

雪の重みで立て付けの悪くなったガラス戸が

別山乗越を越える山風に伴いガタガタと鳴りました。

地上の大気と上空の大気のパワーバランスが均等になった証

 

4時 同室のAさんからの 「赤くなってる」 の声で覚醒。

昨夜星を撮った丘までAさんと向かいました。夜明けのシグナルは 残雪が青くなる。 私にとって撮影の醍醐味の一つでもある。

 

 

新しい太陽は、五竜の肩から上がってきそうです。

 

 

キレットの奥の院には雨飾山

 

 

薬師如来様も目覚めそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

劔沢上部の斜面に赤いプリズム光線が届き始めました。

 


星めぐり

2019-06-08 | 立山・劔

劔御前小舎の消灯は午後8時ちょうどだった。

山時間はこれでいい。

同室のAさんと小舎の裏山に上がって劔・立山・大日の星空を約1時間楽しみました。

 比較的風は弱かったが稜線を超える風は時折きつくなり、長時間露光は何度も失敗しました。

一人の撮影ではなくAさんが横にいてくれるので心強かったです。

 

月明かりの立山も撮って見たかったですね

 

 

 

 

 

 

 

 

     夕陽に続き 素晴らしい思い出ができました。  

 

 


剱岳 火の鳥の如し

2019-06-06 | 立山・劔

別山乗越に立つ劔御前小舎は、日本一の撮影ができる絶景ポイントにあります。

 小舎から5分ほどで劔御前尾根のピークに到達。数年前にここからの劔は撮りましたが、そのピークからさらに劔本峰に進んだ所に劔御前2777mの三角点があります。

今では危険なため廃道になっていますが昔はこの尾根ルートが劔へのアプローチルートとして利用されていました。

 そのピークからの夕焼けの剱岳を撮るのが目的です。

小舎でお知り合いになったAさんと向かいました。

 日の入り時刻は6時47分 

私一人なら途中で心根が折れていた事でしょう。

Aさんの「行きましょう」の一言に勇気ずけられました。

 刻々と茜色の斜光が後立山連邦・薬師岳を照らし、剱岳を染めて行きました。

1枚目の写真はファーウェイの携帯で撮ったものです。 

ここまで質の高い画像と色の再現があるのならば、重たい一丸を背負って来たのは何なんだと思わんばかりでした。

 

 

 

 

 

白馬岳方面

 

 

大日に富山平野

 

 

五竜の王

 

 

 

薬師如来

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鍬崎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弥陀ヶ原

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鹿島鑓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aさんとの撮影会 その1

永遠の一時でしたね

感謝。

 

その2(残照)に続く

 

 

5/24 

 

 

北海道紀行 今日の予定

 

ちょうど今頃、利尻島にて朝焼けの利尻岳を狙っていると思います。

 今日は移動日 稚内に戻り道央に戻りながら行き当たりばったりの風景撮影会とします。

 

 

 

 

 

 

 

 


別山からの風景

2019-06-05 | 立山・劔

別山は立山曼荼羅にも別格の天として描かれている存在感のある山

その頂に立って見て初めてその意味が分かる名山なのです。

その意味とは針の山「剱岳」の大展望台と言う事です。

 

今回の山旅の目的は、この山の頂から星空・朝焼けを撮影することでした。

詳しくは、劔御前峰か別山北峰のどちらかで撮影しようと思っていました。

この後、ロケーションチェックをして

ここでの撮影はまたの機会にしました。

 

残雪の剱岳

映画「点の記」にあった長次郎谷。

雪を背負って登り

雪を背負って下る

 

 

 

 

 

 

 

 

エベレスト登頂を果たした主人を待つ劔沢小屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

劔沢はアルピニストの聖地

この深い谷を見られただけでも

この地に来た甲斐がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

撮り飽きる事なく

右に劔

左に立山

何度も立ち止まり

レンズを変えて撮影しました。

御前小舎には3時頃到着

何度も通過してはいつか泊まって見たいと思っていた山小屋です。

 

少し横になってから夕暮れの撮影に準備しました。

 

 

 

 

 

 

今日の北海道旅の予定です。

利尻島2日目

朝焼けに輝く利尻富士を狙います。