実験台になる(再び)

2006年06月29日 | 留学色々
私は以前大学で履修したイントロ心理学課題の一部として研究員の実験台になったことがあり、その体験話をブログ記事にしたことがあります。
(コレ→)http://blog.goo.ne.jp/tomtom30_2004/e/a30a3a507bd9334b53ed3a102f52bd4f
実験台と書くと何か妙なことをさせられるような雰囲気ですが、英語で言えばExperimentで、私が経験したExperimentは質問に回答するだけのものがほとんどでした。そして卒業した今、再びExperimentを体験!!

少し前大学に借りていた本を返却に行ったところ、Experiment参加者の募集貼り紙をたまたま目にしまして、謝礼に釣られ早速参加することにしました。この謝礼の額はExperimentにより様々で、今回参加したものは、20ドル&場合によってはボーナス10ドル追加、というもの。

以前イントロ心理学課題のために実験台で費やした時間は7時間で、1時間20ドルと単純に計算し、一人合計140ドルと考えると、心理学部は毎学期数百人のイントロ心理学の生徒たちを使い、いかに研究費を抑えているかがわかります。
実は「実験台」になる以外に「リサーチペーパー」の選択もあったのですが、私の場合リサーチ&ライティングにかかるであろう時間を考えると、7時間では済まないはずだったので、迷いもなく実験台を選択。だってリサーチペーパーと言っても、トピックを自分で考え、了解を得、ペーパー完成まで何度か教授とアポを取りながら進めるような、イントロレベルにしてはかなり大掛かりなものでしたし・・・。これは生徒たちに「実験台」を選択させる教授の手だったと思います。キッパリ (←考えすぎ?)


さて、今回私が参加したExperimentはPublic Policyに関る、コンピュータを使って問題を回答していくもので、かかった時間は約1時間ちょい。出された問題は自分が空港のセキュリティー・チェックの立場になったとして、乗客の中から怪しい人物を見分け、身体チェックをするかどうかというものでした。合計100人の判断をさせられたのですが、その判断する材料として、身につけているもの(夏なのに異様に厚着をしているかとか)、態度(おどおどしているかどうかとか)、衣類の下などに何かを隠しているような様子があるかないかの3点で、それぞれグラフにより度数が表示され、その度数の高さの組み合わせなどにより怪しさの数値を選び、セキュリティ・チェックを行うかどうかをYES・NOで答えました。ちなみに一番重要視するポイントは「態度」で50%、他の2点は30%、20%の割合です。これは素早い判断力などを試されたようなもので、むやみに身体チェックをしても、怪しい人物を見逃してもマイナスポイントとなり、正確な判断結果がボーナスポイントに影響するため、私は真剣にこの作業に取り組みました。(ぷっ) 

作業終了後出た私の結果は・・・・

Correct Answer=80%
Accuracy=90%

でした。

どのようにこれらの数字が出たのかはわかりませんが、私が得たボーナスは5ドル。ということで、参加謝礼金20ドルにボーナス5ドルが加わった25ドルの小切手が後日郵送されるそうです。あぁ、嬉しい。(ビンボー)


アポイントメント

2006年06月25日 | 留学色々
↑をゲットしました。何のアポかって?

政治学部のキャリアセンターと、教育学部の学部長とのアポです。

以前何かの記事にも書きましたが、政治学部のオフィスなどは、学生時代利用したことのなかったダウンタウンキャンパスにありまして、実はこの学部専門キャリアセンターの存在を今日始めて知りました。(マヌケ) そして今更相談に行っても遅いかと思いつつ、そのオフィスを訪ねてみたら、来週早速相談に乗ってくれるとかで、履歴書持参で再訪問することに。就職は無理でも(当然)、ポリサイ関係の経験に繋げることができたらかなり嬉しい。担当者は留学生のOPTのこともよく知っているようで、何かと話も早いかと思います。くだらん仕事でも結構、残り物で上等、たとえば今の立場(OPT)でなければできないような、今住んでいる地域の仕事に関ってみたいです。どうかどうか、何かありますように!

あと、教育学部の学部長ですが、この人には大学院の相談をするつもりです。なんと言っても学費・生活費共に全くありませんから(おーい)、すぐに通える状態ではないですけども、あと数ヶ月で帰国の可能性が高いので、せっかくアメリカにいる間に、直接得られる情報はゲットしておこうかと思っているのです。ネットがあるので、帰国した後日本からでもなんとでもなりますが、やはり直接話を聞きたい、聞いてもらいたい。実は学部長にその旨メールしたら、喜んで相談に乗りますよー、という返事をもらい、思わず感涙。(ウソ) しかし現在夏休み中ということもあり、そのミーティングは来月・・・。うーん、待ち切れん!

そういえば、こうやって相談に乗ってもらうのは、留学前も後も、今回が初めてとなります。私はいつも自分ひとりで判断して行動してきたところがあるので、こういう機会はとても妙な気分であり、贅沢にすら思えます・・・。仕事の一つとして相談に乗ってくれている人たちが学校にいたにも関らず、これまで利用したことがなかったんですよねぇ。馬鹿なわたし。ふっ

以上、仕事がないないと、陰気な戯言が続いているので、少しでも前向きになれるものをと思い、たかが相談アポですがあえて記事にしました☆わたし的には一歩前進☆ やっぱやりたいことに向かうのってとても気分がいい☆
(もうちょっと専門家とかに相談するクセつけなきゃなぁ・・・)
(本人はダメダメなんだから)ボソ



専攻を決める

2006年06月24日 | 教育関連話
U.S. Newsでちらっと書かれていたことですが、フロリダで高校教育システムの改革が行われるそうで、2007年から高校で専攻を決めなければならなくなるとか。日本の場合、専攻を決定しないまでも、目指す大学や進路を決めて高校時代を過ごすわけですから、日本人からすれば、高校で専攻決定というのはたいしたことではないでしょうが、アメリカ人にとったらこれは大改革?!一部の親の世代からは、世間をまだよくわかっていない子供のうちに将来の道を選ばせるのは無茶だという声があるようで、高校時代、将来何をしたらいいのかとか、したいことが一切なかった私からすると特に、その親御さんたちの意見は納得です。だって世の中に何があるかわからなければ、将来の仕事なんて選びようがないんですよねぇ。もちろん、しっかり目標が持てる子たちは山ほどいるわけなので、そういうものが持てなかった私がバカなだけですが、こういうのはたぶん育った環境などにもよりますし、皆が皆同じようにできるかというと、そうではないと思うので・・・。でも学校や家庭できちんとしたアシストを与える環境が整えば、子供のうちでも将来のことを考えられるようになるかしら?

私は大学に入ったあとでも進路も専攻も変更できるフレキシブルなアメリカの教育システムは好きです。このおかげで、そのときそのときに気付いたり、考えたことで自分の計画を変更し、現在に至るわけで、やはりある程度自由が利くアメリカの教育システムは個人的にはありがたかったわけです。たとえば(何度も書いてきたことですが)私の元の留学目的は、観光:ホテル業を学ぶことで、それも二年制大学への留学であり、いわゆる専門学校に通うようなものでした。今でもね、この業界には興味ありますよ。ただ、その分野の勉強がしたかったかと言うと・・・したくありませんでした。おーい 実際幾つかクラスを履修してみて、何か物足りなかったんですよねぇ、ほんと。なので、そんな気持ちで無理矢理受講しても、最後まで頑張れたかどうかかなり怪しいですし、特に他に魅かれる分野の存在に気付いた上で、嫌々最初の専攻を続けなければならなかったとしたら、誰だってかなり辛いと思います。(なので日本の大学生はお気の毒)

私が4年間頑張ってこれたのも学びたい分野に進めたからだと思いますし、新たな道を見つけることができたのも(私の場合、今後教育方面に行きたいということですな)、感動の一般教養や政治学を学んだ結果であるわけですから、もし最初の専攻で卒業していたら今の私はありません。ヘタしたら、昔のままの私で留学が終わっていた可能性も大。実際卒業後の現状は決してよいものではないんですが、もしアメリカに編入システムが存在しなかったり、専攻の変更が不可能だったとしたら、私の留学は確実にどん底でした・・・。(想像しただけでも恐ろしい)

でもま、今回のフロリダの高校に関しては、そこで専攻を無理矢理決めたとしても、大学の時点でまた変更できるとは思いますから、全体的にはたいした影響ないかもしれないですよね。これは子供たちにはっきりとした目的を持たせ、高校ドロップ率を下げるための改革らしく、この「高校での専攻決定」が今後ドロップ率にどう影響があるか、一部の人たちはかなり期待しているようです。アメリカは比較的自由にHigher Educationが受けられる国なのに、その前に脱落しちゃう子供たちが多いんですね。もったいない・・・
(私も日本でもったいないことをしてきましたが・・)



卒業写真

2006年06月21日 | 留学色々

大学の卒業式で撮影した写真が出来上がってきました。これは個人で撮ったものではなく、学部卒業式で、卒業証書授与後壇上から降りてすぐ、いきなりパシャリと撮られたものです。壇上でも政界の方と一緒に写真を撮りましたが、壇上の下でも撮影が行われていることには気付きもせず、その場になって「ええっ、今すぐココで撮るんですかい?」と焦ってしまったものでありました。(後ろが詰まってくるし)

以前日本人のTさんに、卒業記念にプロのカメラマンに撮影してもらったほうがいいわよー、なんて言われたので、どこか写真屋に行こうかと思っておりましたが、卒業式で撮ってもらったものがあるので、今回はコレを利用して卒業記念写真を購入することにしました。これはバックグラウンドが「あめりか~ん」でかなり気に入っております。ただし、こういうものは値が張ります。(60ドルほど払いました)たっかー!

さて、サイズや枚数など希望のセットを指定して注文したのですが、実際届いてみて、こんなでっかい写真だったのかーーーーー!!!と驚きました。日本には既に西洋文化が入り込んでいることなどから、みなさん子供の写真を家のあちこちに飾るとは思いますけども(友達の家にはそういうのあるし)、自分の写真をでかでかと飾ることはしないもので、私もさすがにこんな大きな自分の卒業写真を部屋に飾ろうとは思いません。恐らく親も大事に引き出しにしまうだろう・・。

でもとりあえず、一番小さいサイズの写真はアパートに飾ってみました。この写真を見ると、自分がんばったなぁ、としみじみ。仕事が見つからず日々落ち込む一方ですけども、こういうものがあると、自分のささやかな成果が感じられ、多少慰められるもんです。(←気の毒な人)

仕事といえば、相変わらず履歴書を送り続ける日々でございます。でも返事が全然来ないんすよ。びっくりするくらい無視され続けてます。(返事がないということはボツ)現実は厳しい。



U.S. News

2006年06月20日 | 教育関連話


またもや図書館から借りてきたマガジンの話題です。(暇人だなぁ) 

将来的に大学院を考えてる私でありますが、今すぐ進学できないにしろ、大学院に関する記事にはつい気が向きます。そして先日目に止まったマガジンが「U.S. News」で、特集は「America’s Best Graduate Schools Exclusive Rankings」です。このU.S. Newsはこういったランキングをよくやっていて、Graduate Schoolだけでなく、Undergraduateのものもあり、ランキングに入った大学は恐らく大学のWebにその旨掲載しているのではないでしょうか?(たとえばハーバードのようなアイビーリーグ・スクールなんてのは、ランキングに入って当然なので、そんなこたぁ、気にしないかもですが)

アメリカのブログ普及率はかなりのもので(日本もですが)、実は大学院入学選考審査にあたり、この個人のブログが命取りになることがあると書かれていました。アメリカには志願書に自分のブログを記す人がいるらしく、ブログ内容や専攻によっては審査のアピールになるかもしれません。が、選考側としては今後何をブログ上にてバクロされるかわからないということもあり、こういったブログ運営者でもある志願者は選考で落とすことがあるそうなのです。さらには、ブログについて記されていなかった場合でも、どうにかこうにか志願者とブログが一致したものも落とすことがあるんだと。

大学院にはそんなにヤバイことでもあるんですかい?

誰でもブロガーになれる時代に、そんな防御をしても意味ないと思うんですが、やれるだけはやっておこうということでしょうか?


ただでさえ「今更大学出ても遅いんだよ、ばーか」という雰囲気が漂うこの社会の上、U.S. Newsの記事にあったようにブログ運営が何かの審査・選考のあだになるとしたら、私はマヌケもいいとこですよね。こんなアホブログやってる私が悪いんか?発言の自由~~(違)