Nietzsche(ニーチェ)

2005年04月27日 | 政治学
Political Theory最後の課題「ニーチェ」を理解するのに大変苦労している。
(英語の「ニーチェ」は、私には「ニチー」と聞こえる。)
ドイツ語から英語に翻訳されたニーチェの本、
「Beyond good and evil」は普通に現代英語で書かれているのでこの私でも読めないことはない。
(以前履修した世界文学のクラスでオールド・イングリッシュに訳された本に参った経験あり↑)
が、この本は言い回しが懲りすぎていて、ニーチェが何を言おうとしているのか、
さっぱりわからん!(叫)

これまで読まされた哲学本たちは最初はちんぷんかんぷんでも
教授やTA(教授アシスタント)のレクチャーを聞いたり、
それらの哲学に関する参考本みたいなのを読めば
大まかな内容は(エッセーExamまでに)少しずつなんとか理解できた。(つもり)
しか~しニーチェの場合、レクチャーを聞いても、参考本を読んでも、
それらの内容までもが私には見事に難しく、理解するには全くのHopeless状態。
特に教授のレクチャーは最悪で、
ノートを取るにも書き取るのが不可能だったくらい話が見えない。???????
「人間はぐっじゅぐじゅのJuicy organism」 とかなんとか言っていたけども、
それってニーチェ哲学の一部?(↑つい吹き出してしまった私)
これはどうもマズイ・・・

そこで前回お世話になったTAに助けを求め、
とても参考になるWebsiteを教えていただいた。
アホな私でもニーチェを理解できるかすかな希望が見えてきたぞ・・・

しっかし、TAったらオイシイWebsiteを知っているじゃぁありませんか。
興味のある方は覗いてみてください。ココ↓
http://www.sparknotes.com/philosophy/beyondgood/

このWebsiteの解説だけで(本を読まずに)ニーチェの哲学わかっちゃう。かも。

ちなみに、この本にはShort Epigram(詩)が載っているのだけど、
そのお気に入りの一つはコレ↓

The attraction of knowledge would be small
if one did not have to overcome so much shame on the way.

自分がいかに無知だったか(今も無知)この留学で何度も何度も思い知らされているわけだけど、
恥ずかしい思いをしながらも一つ一つ知らなかったことを学んでいくのはとても楽しい。
そして恥ずかしさが大きいほど初めて知る知識の価値も上がるわけで。(自己満足な世界)


さぁ~て、私がニーチェのエッセーをどれほど書けるか、ほんと楽しみですねぇ。(怖い)


英語歴

2005年04月25日 | 自己紹介
私の英語歴は(実力のわりに)かなり長い。
一般の留学生よりもはるかに歳を取っている分、やっぱり、長い。

現代のお子様たちと違い、私が初めて英語に触れたのは中学に入ってからで、
目立って良い生徒でも悪い生徒でもなかった私の成績は3年間ずっと「3」。
高校に入ってからは(恥ずかしながら)勉強を一切放棄していたため、
英語の成績はずっと「2」。(つまり、高卒でも中卒並みの学力しかありません)
高校卒業後、大学には進学せず、英語を勉強することもなかったのだけど、
社会人になってから洋画を頻繁に見るようになり、
洋楽なんかもやっとこさ聴くようにもなり、
英語を耳にする機会は学生の頃よりも増えた。
が、その頃は特に「英語」を意識したことはなかった。
そして友人たちと海外旅行に行くようにもなり、
ある日語学留学経験のある友人から「ツアーを使わない個人旅行しよう」と誘われ、
「個人旅行なら少しは英語勉強したほうがいいかなぁ」
と、英語学習教材を購入する。(朝日新聞社のFirst trip to adventureというテープ)
それと同時にNHKラジオの「基礎英語シリーズ」と「ラジオ英会話」も欠かさず聞きまくり、
少しずつ、少しずつ、自分なりに英語を学ぶようになり、早速英語の魅力にとりつかれる。
(この出来事は私の人生をゴロリと変えたと言える)

勉強を始めてから半年後、ちょっとばかり旅行英語みたいなものに自信が付いた私は
自分の英語力を試すために、旅行に誘ってくれた友人を置いて、一人でアメリカに出発。
(これがはじめての海外一人旅)
そしてこの経験に味をしめ、それからも引き続きラジオで英語を勉強し、再びアメリカへ。
このように、当時の海外旅行の一番の目的は「英語を使うこと」で、
英語がそこらじゅうに溢れていて、肌から英語に触れられるこれら滞在期間は
私にとって最高の時間でありました。
(たいして話せなくても↑)
さらには会社を辞めてまでヨーロッパ(主にイギリス目当て)旅行に出かけ、
その後ワーホリでニュージーランドにも滞在。

が、ここらあたりで私の英語に対する情熱が薄れはじめる。

日常会話がほんの少しできるからと言ってなんなんだ。
海外旅行に行かなければ使う機会もない英語。私のやってることって無意味?!
まぁ、これと言って目に見える目標や結果がなかったことが、やる気を失った原因ではないかと思う。
そしてワーホリからの帰国後、ぴったりと英語の勉強をしなくなり、英語氷河期が訪れる。

しかし数年のブランクのあと、英語の勉強意欲が再びじわじわ湧き始め、
TOEICというビジネス英語のテストの存在を知り、
このテストに向け、「文法の勉強でもやってみるか。」
と、今までとは違った方法で英語に取り組むようになる。
テストスコアという形に残る結果と、いいスコアを取るぞという目標を持つことができ、
そしてそれまでちゃんと学んでこなかった文法にも真っ向から立ち向かい(大げさ)
改めて英語を学ぶ楽しさを味わう。
(ちなみに2001年に受験したTOEICの結果は685だす。パッとしませんね。)
そして当時TOEICを教えてくれていたイギリス人講師に留学を薦められ、
突然夢にも思わなかった留学を決意。
(その後TOEICからTOEFLの勉強に切り替え、節約のために英語教室をやめる。ごめんね、講師。)
でも実は留学の話をもちかけられたとき、
「私みたいなアホが留学できるわけないやんけ」
と、呆れた眼差しで講師を見てしまった私である。
なぜならば、留学と言えば(語学留学ならともかく)中学・高校でしっかり英語を学び、
堅実で特殊なバックグラウンドを持った「ご立派な学生」がするものだと
ず~~っと思っていたからだ。(マヌケ)
なので高校の勉強(特に英語)をすっ飛ばしてしまった私には
留学なんて全く考えもしなかったことで、
でも世の中には美味しい話が転がっているもので、
こんな私にもコミカレ留学という道があることを知り、2002年夏に渡米。
さらにはコミカレ経由で四大への学部留学も実現してしまい、
この「アメリカ留学」は奇跡と言ってもいいほどの夢物語。
多分、高校を出てからすぐに留学という形で進学されている若いお方たちにとっては
留学や大学進学というのは当然の流れだと思うけども(←非難しているわけではございません)、
私にとっての留学は本当にありがたい奇跡なのであります。
神様ありがとう~~。(←私はAtheistですが)

さて、私の英語歴はトータル何年でしょう?
(計算するのもいや)


アメリカ政治:テスト結果

2005年04月24日 | 政治学
今日もアメリカ政治のクラスの話題。(しつこくてスンマセン)

ちょっと前にMid-termに続く2個目のテストを受けた。
そしてようやく戻ってきた成績の結果は・・・・
71.5点のCマイナス。再びバカまるだし。恥を知れぇ~
来学期はSeniorになるというのに、
イントロコースでこんな点数を取っていてもいいのだろうか。(あまり気にしてないけど)おい
しか~し、不真面目な生徒が多いこのクラスであるため、
しょぼい成績を取ったのは私だけではなかったようで、平均点が(かなり?)低かった模様。
よってグレードはカーブで付けられることとなり、
私の成績はもしかしたらCプラスくらいいくかもしれない。うひひ

今回のテストは(今回だけではないけども)、思うように点数が取れなかった。
その言い訳聞きたいですか?
バッチリお聞かせいたします。


この2回目のテストはカバーする範囲がめちゃめちゃ広かったため、
四大のテストでは珍しいMultiple Choiceが15問あり、しかもエッセーは一切なし。
これは結構ありがたかったのだけど↑、
今回のテストを受けてみて、エッセーがあったほうがマシだったのでは?と思ったり。
なぜならば、16問ものショートアンサー・クエスチョンがあったからだ。(叫)

「ショートアンサー」とはいえ、

問: 犬
答: 動物

なんて単純な問題や単純に解答できるようなものではなく
(↑この例はあまりにもアホすぎる)、
解答するには最低1パラグラフ分の英文が必要なわけで、
全部あわせると書かなければいけない英文が(私には)ものすごい量となる。
それに16個の問題を読んで、考えるのは結構時間がかかるもの。
そんなテストに対し制限時間は1時間あるかないか。
それぞれの問題を1秒で読みあげ、数秒で解答できるような人ならいいだろうけど、
私はじっくり問題を読み、じっくり考えないと解答できない、頭の回転がとっても遅い女。
よって最初のMultiple Choiceにすら、それなりに時間をかけてしまったことから
全質問を解答する前に時間切れとなり、ショボイ成績を(再び)取ってしまったわけで。(マヌケ)

Multiple Choiceを解答し終えたあと、ショートアンサー問題の難しさと質問の多さに気づいた私は
すぐに答が出てこない問題はすっ飛ばし、素早く書き出せる問題からガシガシ解答して行った。
が、結局飛ばした問題に戻る時間もなく、1行も書くことができなかった問題が幾つかあり
結果取った点数はショボショボ。
あぁ、もっと時間があれば・・・・。(←時間があっても解答できたかどうかは怪しい)

ところが、テストの最後に出されていたExtra Credit問題が運良く
「頭を使わなくても答えられる」私のお得意分野(ウソ)、
「Foreign Policy」に関するものであったため、時間内ギリギリ「意地で」ショート・エッセーを書いた。
ほんとこれには救われた。(4点追加)これがなければDっすよ。ボソ

アメリカ人でもこのテストを完全完璧に仕上げるのは大変だったんじゃないかと思う。
ショート・アンサーは質問によっては結構辛い。(だいたい16問ってのは多すぎだと思うんだけど・・・)

今回戻ってきた解答用紙を見て、目も当てられないほどの自分の「殴り書き英文」にびっくり。
テスト中焦っていた様子がバッチリ伺えます。


アメリカ政治:ペーパー

2005年04月21日 | 政治学
今学期履修しているアメリカ政治(政府)のクラスで
提出しなくてはならないペーパーは全部で3つ。(各4ページ)
そしてトピックは生徒各自↓各カテゴリーの中から一つずつ選ぶ。

1、 Federalism, Civil Society, Congress, President
2、 Foreign Policy, Role of Judges, Civil Rights, Freedom of Religion
3、 Media/Internet, Party Difference, Campaign Finance, substitute topic from the Text

ペーパーの提出日はそのトピックに関して授業が行なわれた次の授業日なので
運が悪いと授業の2日後がペーパー提出日となる。(週末が挟めばラッキー♪)
このようにペーパーの提出日は選んだトピックにより違うため
自分のスケジュールを考慮してトピックを選ぶ生徒が多いのではないかと。私だけか?

私は1回目ペーパートピックに「Federalism」を選び、その理由は
「学期が始まったばかりのラクな時期に一つでもペーパーを済ませておきたい」
という、しょーもない考えから。Founding Fathersもツボ。(何)
このトピックはクラス初のペーパー提出であったことから
「評価は甘くした」
と教授は言い、私がいただいた評価はBマイナス。
甘い評価でBマイナス・・・・私は所詮こんなもん。ふっ

そして2回目のペーパートピックも
カテゴリーの中では最初の時期にあたる「Foreign Policy」を選んだ。
これは提出日の問題だけでなく、
前の大学で「American Foreign Policy」を履修した経験があることから
「書くの楽かも☆」
という甘い考えからなのだけど(あぁ、私って・・・)、
実際取り掛かってみると「Foreign Policy」のクラスと「Government」のクラスとでは
Foreign Policyに対するアプローチの仕方が微妙に違い、
過去に学んだことをペーパーに反映することはほとんどできなかった。
そしていただいた評価は、またしても、Bマイナス。
以前習ったことのあるトピックでもBマイナスかい。私は所詮こんなもん。ふっ

今学期最後のペーパーとなる3個目のトピックは、
先日参加した「Green Partyツアー」の体験を通じ
アメリカのParty(政党)にかなり興味が沸いたので
「Party Difference」にしようかなと考え中・・・・
しかもこのペーパーの提出日はトピックに拘わらずすべて
授業最後の日となったので、どれを選ぼうが時期的には影響なし。
しかし最後のトピックよりは初めのもののほうが早いうちから課題に取り掛かれ、
ペーパーを書く時間の余裕が持てる。
と、ペーパー嫌いな私はこんなことで自分のカスカスな脳みそを働かせるのであった。


ちなみに、このアメリカ政治の教授はBlindなので
ペーパーはハードコピーを提出するだけでなくメールでも送信し、評価はメール返信でもらう。
メールでいただく評価はコメントを読むうえでとても助かる。
(ネイティブのハンドライティングほど解読不可能な英語はない)

さて、教授のPCには文字を音声に変えるシステムがついているそうで、
グラマーがめちゃめちゃだとその音声がと~んでもないことになるらしく、
「グラマーチェックちゃんとしてねっ。じゃなかったら評価下がるわよっ。」
とクラス全員注意された。が、主に私に向けてかもしれない。
Writing Centerに行けよ、わたし。(いつも時間がないギリギリ留学生)



アメリカ政治体験

2005年04月19日 | 政治学

週末「End the Iraq War and Occupation Tour」に参加してきた。
これは元大統領候補Ralph Nader率いるGreen Partyのキャンペーンで、
ツアータイトルどおり、「イラク侵略反対運動」の催し。
参加したきっかけは、同居人にこれに参加することを強く薦められたこと。
(君、政治学専攻でしょ。you should go! と言われた)
そして言われるままとりあえず訪れてみたそのキャンペーンは
American Governmentのクラスを取っている現在の私には特にとてもよい体験だったと思う。

このキャンペーンでは
侵略はInternational Law(国際法)違反という話、
政府による侵略正当化の誤りについての話、
アメリカの攻撃によるイラク市民の多大な犠牲者の話、
アメリカ兵犠牲者数の話、
そして国のお金の使われ方の問題などについて
Nader(ほか数名)によって語られた。
これらに関して普段からTVなどで話題に挙げられているので
特に政治を意識していなくても自然に耳にすることだと思う。
なので演説内容はこの日始めて知ったことではないのだけど、
今回のように実際活動を行なっている人々から(生で)改めて聞かされると
これらの問題の重さをひしひしと感じる。

さて、
このキャンペーンを薦めてくれた同居人はNader支持者で、
過去の大統領選挙2回ともNaderに投票したらしく、
勝ち目のない投票とわかっていても他の候補者に投票する気になれなかったとか。
彼が言うには、Naderのことをきちんと認識理解しているアメリカ人が少なすぎるらしい。
大統領選挙キャンペーンに多大なる費用を用意できる
Democrat(民主党)やRepublican(共和党)と違い、
IndependentであるGreen Partyは選挙活動が効率的にできないうえに、
大統領選挙ディベートにも参加できない。
もしも他の候補者と同じように壮大なキャンペーン活動ができたとしたら、
そして大統領選挙ディベートに加われるのなら、かなり面白いことになりそうだし、
Naderを指示する人は確実に増えるはず。
というのも、今回の演説を聞いて、私もNaderに投票したいと思ったから。(単純)
でも私には選挙権がない。ガックシ
来期の選挙でNaderが再び候補者の一人になるかどうかはわからないけども、
もしNaderが大統領になったら、アメリカの政治方針はガラリと変わりそう。(淡い期待)

このキャンペーンが行なわれた教会で、大学のクラスメイトの男の子たち数人目にした。
そしてPolitical TheoryのTA(教授アシスタント)はボランティアでこのキャンペーンを手伝っていた。
「わぁ~この子達なんか素敵♪」と思った私はアホでしょうか。

ちなみに入場料はアダルト12ドル、学生8ドルだったのだけど、
学生料金があることを知らなかった私はアダルト料金を払ってしまった。
私の4ドル返してくれ。(セコイ)
そしてNaderの演説後に募金箱が回覧しはじめたとたん
そそくさと会場を立ち去ったりもして。(セコイ)
できるだけ応援したいけど、提供する余分なお金がないんです。ゴメンよGreen Party